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リップ新商品 WHO × CEP マップ

作成日:2026-07-15
位置づけ:WHOを関が最終決定するための判断材料。ここでは先に候補を網羅し、その後に入口候補群を選ぶ。
参照基準:_kettei.mdに従い、HJの発信力とマテリアルのPRは発売初期の加速手段として扱う。数年後に残すものは、独立したブランド認知・便益理解・使用実績と、自社が同意を得て保有する顧客データである。


0-0. 統合結論

第一推奨は、年齢ではなく「手持ちの好きなリップが、素の唇色・乾燥・残色によって思いどおりに出ず、それでも買い替えず使いたい人」をWHOにし、次の3セルを一組で検証すること。 年齢はブランド定義にせず、通常価格での購入・売上検証は20〜34歳を中心にする。15〜19歳は、色失敗の見せ方や短尺表現の検証と追加購入の対象には含めるが、値下げ・売上計画の前提には置かない。HJの公開情報では、20歳以上女性への実到達と正価購入を確認できていないためである。15A4

順位・役割 入口WHO×CEPセル 具体的な瞬間 この組に入れる理由
1:購入入口 W1×C18a 色不適合後の選び直し SNSや店頭で好きだった色を買ったのに、自分の唇では赤い・暗い・白い・ムラになる。翌日「別の口紅」ではなく「今ある色を使う方法」を検索する @cosme横断31件で色変化13件・ムラ10件、YouTube482コメントで色変化27件、ナリスの「赤みが強い人」の約8割に口紅選び失敗経験。失敗理由を自社診断・返品理由・組合せデータへ変えられる。15A3_cosme 15A3_youtube 15A6_ナリスアップ
2:主実演・反復 W1×C04 食後・人に会う前の残色修復 昼食後、内側だけ落ち、外側に色が残り、上から同じ色を塗ると濃く・汚くなる。次の会議や外出前に短時間で整えたい 落ちない リップ月間14,800、飲み会リップ6,600。YouTubeでは食後の縁残り・塗り直しの生声が複数あり、飲食耐久・失敗→修復は短尺で実演しやすい。15A1 15A3_youtube 15A5a 15A5b
3:朝の習慣 W1×C01 好きなリップの前 朝、昨日失敗した色をもう一度使いたいが、乾燥部と素の唇色のまま塗ると同じ失敗になるため、先に土台を整える リップ下地2,400、リップベース1,300。行動は実在する一方、colorgram1,210円、ナリス1,320円、KATE下地、Fujikoが近く、空白ではない。時間経過と複数ブランドの相性で優位を示せる場合だけ共同入口に残す。15A1 15A6_競合棚

3セルは3つの商品を同時に出す意味ではない。C18aは買う理由、C04は最も見せやすい使用結果、C01は反復習慣であり、同じ処方・同じ「手持ち色を失敗少なく使う」という約束を前後で支える。1号商品がC01とC04を同じ簡単な手順で解けない場合は、両方を言わず、比較試験を通った1セルだけに縮める。

価格の第一仮説は、通常価格1,980円または2,200円、Qoo10等の期間販促価格1,650円または1,760円。 Amazon・Qoo10の色物表示中心は1,500〜1,999円だが、通常価格とクーポン後価格を混ぜない。2,420〜2,640円は、UV、持続、使用試験、複数ブランド相性データ等の追加根拠がある場合だけ。10代への価格低下を検出するため、同一商品・同一表現で1,980円/2,420円/2,970円の無割引比較も別に行う。15A2 15A4

夜色の判定は「条件付き」。現時点では初号の中心にも売上計画にも置かない。 夜ケアは定着しているが、翌朝まで均一に色を残す反復習慣は未確認で、国内にはFujiko、海外にはRevlon・Rare Beauty・AMUSE等の近接品がある。安全性、枕・髪・歯への転写、翌朝色、上塗り相性、2回目の有料注文を透明夜ケア・Fujikoと比較してから昇格させる。15R5 19

0. 読み方と証拠の扱い

0-1. この資料で分けているもの

需要証拠は次の4段階で記す。これは市場規模の点数ではなく、その瞬間に需要があると判断できる証拠の種類と直接性である。

証拠階級 定義
A 同じ便益・瞬間について、複数種類の独立シグナルがある
B 便益の実需は強いが、その瞬間への接続か対象人数が未定量
C 商品・少数発話・投稿文脈は実在するが、規模・反復性が不明
D 指定資料と今回取得した公開情報に直接証拠がない

現行訴求・代替の強さは「強/中/弱」で示す。これはその瞬間と便益に対して、現在すでに訴求している商品や代替手段がどれだけ強く存在するかであり、ここで確認できているのは商品・訴求文言の実在までである。CEP別の第一想起、選択シェア、メンタルアベイラビリティ(そのCEPで想起される入りやすさ)は測定していない。この資料で「競合占有」と書く場合は、現在すでに訴求している商品や代替手段が観測上どれだけ強く存在するかを代理指標として指すものに限り、CEP別の第一想起・選択シェア・メンタルアベイラビリティを測定した含意は一切持たせない(=これらを「占有」の根拠にしない)。「弱」は無競合の意味ではなく、今回確認した範囲でその瞬間と便益を明示的に取る強い代表商品・訴求が見当たらないという意味に限る。

0-2. 先に補正する誤読リスク

確認事実 この分析での扱い
2018年@cosme調査の64.7%は「発色」、57.3%は「落ちにくさ」、32.1%は「ハリ感」。元資料にある別ラベルは誤り。08 §3-5 「色持ち64.7%」「やさしさ57.3%」とは書かない
国内外に夜用の色付き商品がゼロ、ではない。フジコ「朝可愛グロス」等がある。08 §1,3-5 夜色は「不存在」ではなく「商品は実在、需要規模と継続率が未確認」とする
SACHEUの公式使用法は10〜20分後に剥がす日中向け。overnightは一部利用者の非公式使用。19 §1-2 夜色の市場証拠に流用せず、長時間着色需要の証拠に限る
LIPSの#粘膜リップ件数は指定資料間で2,917件と約8,700件が不一致。取得時点・タグ条件で変わる。08 §1,3-4 「数千件規模の投稿蓄積」とし、現在件数は要再取得
Qoo10・楽天の順位・価格・評価・レビュー件数は、いずれも2026-07-15の単一の表示スナップショットであり、正確な取得時刻も生HTMLも保存していない。短期間で変動し、割引・広告・カテゴリ混在の影響も受ける。 そのページに一時点で表示されていた内容としてのみ扱う。恒常的な人気・市場シェア・支払意向の証拠にはしない。有用な例として引く時も、この限界を必ず併記する

0-3. 指定資料の反映トレース

指定された分割ファイルはすべて存在し、全件を通読した。各資料の固有寄与は次の通り。ファイル名が同じでも、サービス横断で数字を足し合わせず、各母集団の中だけで読む。

系統 読んだファイル このマップへの固有反映
検索・モール 15A1_検索クエリ.md15A2_モール需要.md 顕在語の月間推定、夜語の小ささ、通常価格と販促価格の分離、モール別中央値
口コミ6サービス 15A3_cosme.md15A3_lips.md15A3_x.md15A3_youtube.md15A3_instagram.md15A3_mall.md 乾燥、発色差、食後の縁残り、重ね塗り、夜色の発話有無をサービス別に保持。YouTube482件、X31件、Instagram19件等を母集団外へ一般化しない
HJ×単価 15A4_HJ実像.md egg・nuts・I LOVE mama・みりちゃむ・Alisaの役割分離。20歳以上女性到達と正価購入が未証明であること、10代を価格中心にしない設計
短尺・サテライト 15A5a_TikTok.md15A5b_Reels_Shorts.md15A5c_サテライト運用.md 問題名、飲食比較、失敗→修復、全色比較の着火適性。HJで発見後、非HJ再現、許諾広告、自社CRMへ移す順序
競合8社 15A6_ちふれ.md15A6_KATE.md15A6_OPERA.md15A6_AMUSE.md15A6_フジコ.md15A6_ナリスアップ.md15A6_韓国勢.md15A6_棚チェーン.md 各社のWHO×CEP・価格・RTB・残る性能差、colorgram/RRRing/PBを含む直接隣接、チェーン別の初回参入条件
競合概観 15A6_競合棚.md 「朝の好きなリップ前」は空白でないこと、公開Webから物理棚フェイスは確定できないこと、初期比較候補が@cosme STORE/ロフトであること
時間軸 15A7_時間軸CEP.md 秋冬乾燥、初回自分買い、新生活、新社会人を強い購入・切替CEPとして追加。夏、会食、撮影、産後等は使用・選択と購入を分離
初手・海外習慣 15R4_ポートフォリオ初手.md15R5_海外新習慣.md 1号で選択規則・相性データ・直接顧客関係を残す条件、同じCEP→同じ人→隣接カテゴリの拡張順、夜色の昇格条件
既存材料 08_需要性多角リサーチ.md10_競合ディープダイブ.md14_WHO決定支援.md02_HJリサーチ.md19_夜色トレンド深掘り.md_kettei.md 既存需要、4候補、HJ資産、夜色反証、目的・資産化・WHO×CEP定義を継承。新リサーチで覆る箇所は§9に明示

1. CEPを先に網羅する

CEPは「商品を知る/欲しくなる/使う理由が立つ具体的な瞬間」とする。年齢や人物像を先に固定しない。

1-1. 日常・外出・購入の瞬間

ID CEP:需要が立つ瞬間 確認できた一次シグナル(検索・モール・口コミ・SNS) 証拠 ニーズ/ウォンツ HJ短尺量産×サテライトでの見せやすさ 分析・未確認点
C01 朝、好きなリップを塗る前。乾燥・縦ジワ・素唇色を整えたい リップ下地月間2,400、リップベース1,300。YouTube482コメントでは下地・重ね使い17件/8動画、LIPS #リップ下地は2026-02-04更新時1,351件。ナリスは発売約1か月で年間計画、約2か月で完売。15A1 15A3_youtube 15A3_lips 15A6_ナリスアップ A:下地需要B:本商品の自然血色+ケア型 乾燥・失敗回避はニーズ。好きな色の完成度はウォンツ :同じ手持ちリップを下地あり/なし、素唇色別、午前/午後で比較できる 需要は実在するが、colorgram、ナリス、KATE、Fujikoが近接し、空白ではない。本商品が勝つには、白・灰色に消す補整ではなく、複数ブランドの上色を大きく変えず、時間経過と食後まで再現性を示す必要がある
C02 忙しい朝・すっぴん・近所。一本で最低限の血色を作りたい 色付きリップクリーム市場は2024年に前年比約150%。08 §2 LIPSの色付きリップ口コミに「子育て奔走」「ノールック塗り直し」。[LIPS] 社内発話にも鏡を出さず塗りたい需要。[source/strategy-v1] B 時短・最低限整える=ニーズ。自然な見え方=ウォンツ :30秒支度、片手塗り、鏡あり/なしを撮れる 強い一般需要だが、OPERA、色付きバーム、KATE等の占有が強い。ベース用途の商品と「一本で完成」は約束が異なる
C03 日中、乾燥・皮むけを感じた時。色を落とさずケアしたい 唇 乾燥月間12,100、唇 荒れ9,900。YouTube482コメントでは乾燥87件/13動画中11動画、X31件では乾燥・刺激17件。モール口コミでも乾燥・皮むけは高頻度の不満として観測。15A1 15A3_youtube 15A3_x 15A3_mall A ニーズ :14時の唇、乾燥部の接写、塗布直後・1時間後 「荒れにくい」は敏感性を含むと短尺では立証できない。乾燥感、縦ジワ、つっぱり等、表示可能な評価項目に分解する必要がある
C04 食後・飲み物の後、色落ち・ムラを直す時。重ねても濃くしすぎたくない 落ちない リップ月間14,800、飲み会リップ6,600。YouTube482コメントでは色落ち・汚い縁残り13件/6動画、ベース・重ね使い17件/8動画。LIPS・モールにも「食後は内側だけ落ちる」「重ねると濃くなる」がある。15A1 15A3_youtube 15A3_lips 15A3_mall A:飲食後の持続・塗り直し一般B:残色を整え濃化・ムラを抑える修復 ニーズ :食事前後、ティッシュ・カップ、同回数の重ね塗り比較。TikTokの状況名、Shortsの耐久比較と合う 顕在需要と実演適性はC01より強い。一方、「残色修復」への増分購入率と、下地処方だけで解けるかは未確認。Fujikoの午後グロス、OPERA、KATE等とも比較する
C05 人に会う・会議・外出の直前。顔色だけ戻したい 社内n≈10に「家を出る前/人と会う前/MTG前/トイレのたび」。[source/lip-market] OPERAの21歳レビューに「食事後に簡単に塗って…時短」。[@cosme] B ニーズ寄り :時刻と予定を明示した一塗り復旧 C04の具体的な下位場面。独立市場規模は未取得。学校・仕事・デートで求める濃さが異なるため、クリエイティブを分ける
C06 学校・職場。派手に見せず、自然な血色を保ちたい 粘膜色・ミュート色の投稿蓄積と自然な血色需要はある。08 §1-2 ただし学校固有の指定資料シグナルはない。職場はMTG前の少数発話のみ C(職場)/D(学校) 規範対応はニーズ、見え方はウォンツ 中〜高:自然光、無加工、校則・職場別の濃度比較 「若い=学校メイク」とは置かない。校則、職種、年齢別の購入意向は要検証
C07 デート・会食・飲み会・イベント・フェス等、長く直せない日 落ちない リップ月間14,800、飲み会リップ6,600。Qoo10商品名にも同語があり、@cosme 2025年ベストコスメではRMKへの「落ちない」言及率が他商品平均の4倍超。海外SACHEUは日中の長時間着色で継続販売の兆候。15A1 15A7 15R5 A(長時間・飲食)/C(個別イベント) 色持ち=ニーズ、特別感=ウォンツ :飲食・水・時間経過、GRWM、会場前後 KATE、OPERA、Maybelline等の占有が強い。「落ちない」単独では勝てない。C04の修復品質まで必要
C08 自撮り・プリクラ・撮影・配信の前。画面上で顔色を整えたい HJ媒体は撮影・変身・毎日メイク企画を実施し、nuts 2026春号にもリップ企画がある。[nuts毎日メイク] [nuts 2026春号] 需要規模・購入率は未取得 D(需要) ウォンツ :前後カメラ、フラッシュ有無、動画/静止画比較 HJの制作適性は高いが、撮影が購買の引き金である証拠はない。獲得用表現として使い、実需と混ぜない
C09 SNS・店頭で新色、粘膜色、パーソナルカラー、限定品を見た時 粘膜リップ月間2,400〜3,520、血色リップ470〜480。LIPS #粘膜リップは数千件規模。ただし検索推定では直近52週で粘膜リップ−28.3%で、恒常成長とは言えない。15A1 15A3_lips B ウォンツ :全色比較、PC別、モデル再現、手持ち色との組合せ 着火には向くが、粘膜色・PC・新色は競争が強く模倣されやすい。C18aの失敗救済とC01/C04の反復便益へ送る獲得場面にする
C10 就寝前、乾燥・角質をケアして翌朝整えたい ナイトリップ月間1,000、寝る前リップ720、夜リップ260で、検索結果は主に保湿・ケア・安全性。LANEIGE等は複数年継続。15A1 15R5 A ニーズ :同照明・同画角の就寝前/翌朝。即時変化より時間がかかる 夜の強い需要はまず保湿・角質ケア。色ではない。LANEIGEの占有が強い
C11 就寝前に色も仕込み、翌朝の自然な血色を得たい YouTubeでは夜関連7件/482コメント・3動画だが内容はケア、X31件とInstagram19件では夜色0件。国内Fujiko、海外Revlon・Rare Beauty・AMUSEは色付き夜用の実在を示すが、翌朝残色・再購入は未確認。15A3_youtube 15A3_x 15A3_instagram 15R5 C ウォンツ。保湿ニーズへの上乗せ :翌朝比較は可能だが、反復を短尺再生だけで判定しない 枕移り、刺激、不要な色残り、朝の除去が障壁。透明夜ケア・Fujikoとの有料選択と2回目注文が通らなければ入口にしない
C12 お泊まり・同居・旅行・オールの朝。素の唇を見られる前に整っていたい フジコが「寝起きのすっぴん」を明示。現役ギャル・社内の少数発話に旅行、クラブ、朝の素顔。08 §4 [source/strategy-v1] C ウォンツ寄り :旅行ルーティン、夜/朝の連続企画 人数、頻度、同居・宿泊との重なり、支払意向が未確認。夜色全体より具体だが小さい可能性がある
C13 ジム・ランニング・ピラティス・暑い日。すっぴんでも血色、汗や水でも色を保ちたい 指定資料ではジム用チャーム等の追加仮説のみ。夏のドラッグストア伸長と海外長時間着色は周辺証拠。08 §3-5 19 §4 D(国内の瞬間) 混合 :汗・水・ボトル・移染比較 作り手側の仮説から出ており、入口には置かない。検索・投稿・購買を別途確認
C14 バッグに付ける/ポーチから見せる/持ち歩く AMUSEのキーリング型商品が全国ロフト・PLAZA等へ展開。@cosmeは2025上半期予測に「じゃら×2チャームコスメ」。08 §1,3-2 [iStyle] C ウォンツ。携帯・紛失防止は一部ニーズ :バッグ別装着、開封、コレクション AMUSE・CipiCipi等が先行。売上、再購入、容器目当てから中身の継続使用への転換は未確認。主需要でなく獲得補助に置く
C15 誕生日・季節行事・友人へのプレゼント 指定資料のセット・ギフトは事業案であり、生活者需要の直接証拠ではない。楽天上位にはDior等のプレミアムも入るが、キーワードランキングだけで贈答需要とは断定できない D ウォンツ :開封、贈る相手の反応、セット組み 新ブランドを贈りたい理由、価格帯、誰から誰へ、行事別需要が未確認
C16 冬の乾燥、夏の長時間、春秋の新色で手持ちを替える 保湿は通年構造需要で冬に強まりやすい。2023年9月のドラッグストアリップ売上は前年同月比+50.2%だが、単月・一チャネル。春秋は編集トレンドの周辺証拠。08 §2,3-5 A(冬乾燥)/B(夏持続)/C(春秋新色) 冬・夏はニーズ、春秋はウォンツ :同じフォーマットを季節条件で更新 季節だけを入口にすると通年習慣が弱い。C03/C04/C09の需要強度を増減させる補助軸とする
C17 初めての自分買い、入学・入社・復職・育児開始等、生活が変わる時。工程や見え方を見直す 18〜29歳の初回自分買いメイク品は口紅・グロスが首位。新生活調査では82.6%がコスメを購入済み・予定・検討中で、更新部位のリップは3位。新社会人女性では30%以上が社会人になってリップを変更。15A7 A:初回自分買い・新生活・新社会人の購入/切替。産後のリップ固有需要はC 混合 中〜高:初メイク、新生活、復職前後 強いのは節目の購入・切替であり、本商品の下地・修復便益が選ばれるかは別。W2、W4、W5の獲得時期として扱い、初号の中核便益にはしない
C18a 買った色が自分に合わなかった/素唇色で発色がずれた後、次を選び直す時 @cosme横断31件で色変化13件・ムラ10件、YouTube482コメントで色変化27件/7動画、Instagram19件で色変化3件・ムラ3件、モールでも見本・画像との違いは高頻度。ナリス調査では赤みが強い人の約8割に口紅選び失敗経験。15A3_cosme 15A3_youtube 15A3_instagram 15A3_mall 15A6_ナリスアップ A:色不適合・素唇色ずれ ニーズ :失敗色の救済、素唇色別、他商品との相性 次の商品を買う瞬間として入口に格上げする。ただし赤み消しだけではナリス・colorgramと同じ。乾燥状態、時間経過、食後残色まで含む相性規則と実測が必要
C18b ティントで荒れた・皮むけ・乾燥した後、次を選び直す時 KATE、Fujiko等の口コミに皮むけ、乾燥。荒れ・刺激そのものへの不満は多いが、荒れた後に有償で別商品を選び直す行動の規模は未取得 一般的な乾燥・荒れ回避はA。ただし荒れ・刺激の後に有償で選び直す行動はB/未定量(C18aのナリス証拠はここに移さない) ニーズ :荒れ後の救済、素唇色別、他商品との相性 荒れ後の再選択を資産化するには、返品・離反理由と刺激条件の一次データが要る。C18aと同一の証拠で語らない

1-2. シグナル種別ごとの確認状況

はそのCEPに直接つながる公開・一次材料、は周辺便益または作り手側の文脈、は今回確認できなかったもの。件数・検索量を取れていない場合は、投稿や商品が存在しても「規模は要検証」とする。詳細な原文・URLは上表と5章に置いた。

CEP 検索クエリ/発見語 モール・購買 口コミ・発話 SNS投稿・形式 未取得情報
C01 朝下地 リップ下地2,400、リップベース1,300 ○ ナリス早期完売、colorgram等の実売 ○ 下地・重ね17/482、色が邪魔 ○ 下地有無・重ね塗り比較 競合より時間経過・相性を改善できるか
C02 忙しい朝一本 — 検索量未取得 △ 色付きリップ市場の伸長 ○ ノールック、子育て、鏡が負担 △ 30秒支度は形式適合のみ 若年母・朝一本の購入率
C03 日中乾燥 唇 乾燥12,100、唇 荒れ9,900 ○ 保湿系・バーム系が継続 ○ YouTube乾燥87/482、X17/31 ○ 接写・時間経過比較 症状別・時間帯別の頻度、表示可能な性能
C04 食後・日中復旧 落ちない リップ14,800、飲み会リップ6,600 ○ Amazon/Qoo10に持続商品 ○ 食後の縁残り13/482、濃化、ムラ ○ 飲食・失敗→修復の高再生形式 「残色修復」への増分購入率、技術成立
C05 会う直前 ○ 社内一次発話、OPERA口コミ △ GRWM・予定前は形式適合 場面別人数・頻度
C06 学校・職場 △ 粘膜・自然色の周辺語 △ 自然色商品は多い △ MTG前の少数発話 △ 自然光比較は形式適合 学校/職場固有の需要は要検証
C07 デート・長く直せない日 落ちない リップ14,800、飲み会リップ6,600 ○ Qoo10「飲み会/落ちない」 ○ RMKへの「落ちない」言及、食後塗り直し ○ GRWM・飲食耐久 個別場面の購入率と継続率
C08 自撮り・撮影 ○ HJ/nutsに変身・撮影形式 購買トリガーとしては要検証
C09 新色・トレンド 粘膜リップ2,400〜3,520。ただし直近52週−28.3% ○ 多色・限定・PC訴求 ○ 色選び・発色比較 ○ 全色・PC・重ね塗り形式 一回買いから反復使用への転換
C10 夜ケア ナイトリップ1,000、寝る前リップ720、夜リップ260。意図は主にケア ○ LANEIGE等が継続 ○ 保湿・角質ケア ○ 就寝前→翌朝形式 市場人数・ブランド別継続率
C11 夜に色 △ 夜語は小さく、色よりケア意図 ○ Fujiko、Revlon、Rare Beauty、AMUSE △ YouTube7/482はケア、X・Instagramは0 △ 翌朝比較は可能、反復不明 翌朝残色、転写、2回目有料注文
C12 宿泊・翌朝 △ フジコの「寝起き」訴求 △ C11の商品実在 ○ 社内少数発話 △ 旅行ルーティンは形式適合 人数・宿泊頻度・支払意向
C13 運動・暑い日 △ 夏のティント・水感・UV関連 ○ 2023年9月POSでUV品上位 △ 運動固有は専門家記事のみ ○ 汗・水比較は形式適合 運動起点の購入率は要検証
C14 バッグ装着 △ チャームコスメのトレンド語 ○ AMUSE等が店頭展開 ○ 液漏れ不満は携帯ペイン ○ バッグ装着・開封形式 販売数・使用増・再購入
C15 ギフト △ 11月のコフレ検索、12月のギフト語 ○ 化粧品贈答経験約79%、Z世代の希望品にリップ △ リップ単品の時期別購入率は未確認 ○ 開封・贈答形式 新ブランドを贈る理由・価格
C16 季節変更 ○ 秋口〜冬の検索・POS増 ○ 冬保湿、夏UV品上位 ○ 乾燥一般 ○ 季節比較 色物の月別POS、補充/新規内訳
C17 生活変化 ○ 初回自分買い、新生活、新社会人 ○ コスメ購入・リップ切替を直接確認 ○ 初メイク、新生活、復職 ○ HJ/I LOVE mamaで具体化可能 本商品便益への切替率
C18a 色不適合の選び直し △ 症状語はあるが専用語の量は小さい ○ ナリス早期完売 ○ @cosme色変化13/31、YouTube27/482 ○ 失敗色救済・素唇色別比較 診断利用・再購入への転換
C18b 荒れ後の選び直し △ 荒れ後に有償で買い直す行動の実データは未取得 ○ 皮むけ、乾燥(有償での選び直しは未実証) △ 荒れ→再選択の投稿形式は少数 荒れ・刺激後に有償で選び直す人数・離反理由

1-3. CEPの需要層序

確認事実の種類と直接性が高い順は次の通り。

  1. A:乾燥・皮むけ(C03)、飲食後の持続・塗り直し一般(C04/C07)、夜の保湿ケア(C10)、色不適合による選び直し(C18a)、リップ下地一般(C01)。時間軸では、秋口〜冬のリップクリーム購入増、初回自分買い、新生活、新社会人の購入・切替(C16/C17)。C04の「残色を整え濃化・ムラを抑える修復」はBであり、一般的な色持ち需要をそのまま移さない。
  2. B:忙しい朝の一本(C02)、人に会う前(C05)、新色・トレンド発見(C09)、荒れ・刺激後の有償での選び直し(C18b)。夏の水感・UV、会食、撮影、贈答は、使用・選択または化粧品購入まで確認できるが、本商品の購入までは未確認。
  3. C:学校・職場の自然色(C06)、夜に色(C11)、お泊まり翌朝(C12)、バッグ装着(C14)、産後・育児開始のリップ固有需要(C17の一部)。
  4. D:運動そのものを起点にしたリップ購入、新ブランド固有のギフト需要。C08撮影は使用CEPの直接調査があるためDからBへ上げるが、購入率は要検証。

ここまでではWHOを選ばない。次に、同じCEPでも誰に強く立つかを分ける。


2. WHOを多軸で分ける

2-1. 年齢だけで切らないための軸

WHO軸 分解 確認事実 分析
デモグラ 10代ギャル/10代非ギャル、20代前半/後半、30代、40代+、学生、就業者、若年母 HJの媒体文脈はegg、nuts、I LOVE mamaで異なる。市場資料は30代時短・40〜50代くすみも扱うが、リップ固有購入は未確認 年齢は到達と生活制約の補助変数。主WHOは状態・行動で定義する
ニーズ状態 乾燥・皮むけ、素唇色が強い/薄い、色転び、縦ジワ、敏感、色を楽しみたい、ナチュラル、長時間持続 乾燥、発色、落ちにくさ、自然な色は複数資料で反復 「敏感」と「乾燥」は分ける。敏感性は製品試験なしで約束しない
解決したい用事(Jobs to be Done) 手早く整える、好きな色を正しく出す、食後に自然な血色へ整え直す、自己表現、セルフケア、トレンド同調、人に見せる 下地、塗り直し、夜ケア、チャームは別々の需要 同じ20代でも必要な商品・チャネル・価格が変わる
カテゴリ行動 複数色・複数本を使い分ける/一本主義/色付きリップ中心/ティント離反/夜ケア習慣/コレクター 社内n≈10は2〜4本併用。一般人口での比率は未確認 入口候補では「重ね塗りコレクター」の規模を必ず測る
価格許容 〜999円、1,000〜1,499円、1,500〜1,999円、2,000〜2,999円、3,000円+ 現役ギャルの少数ヒアリングでは2,000円が一つの境界。一般Z世代の小規模調査は1,000〜2,999円が最多。現行例はナリス1,320円、Tiny Wonder1,540円、OPERA1,760円、Qoo10取得例1,690〜1,800円(2026-07-15表示スナップショット・取得時刻/生HTML未保存) 売場価格とWHOの支払許容は別である。税込1,540〜1,760円は競合の売場価格から引いた販売価格の検証帯であり、W1の支払意向ではない。支払意向の判断証拠は、統制条件下での正価予約または非割引購入とし、各WHOの購入率を別途測る
信用源 タレント、同世代モデル、一般レビュー、低評価、店頭テスター、ブランド試験 15〜24歳女性学生調査では肯定・否定口コミ、使用画像・動画を確認。[SHIBUYA109 lab.] HJ人物だけで信用を完結させず、無加工比較、失敗条件、第三者レビューを併置する

2-2. 掛け合わせに使うWHO候補

ID WHO候補 デモグラの中心 ニーズ状態/解決したい用事(Jobs to be Done) カテゴリ行動 販売価格の検証帯 HJ媒体文脈との適合 まだないデータ
W1 色・ティント高関与の重ね塗り層 15〜25歳中心、年齢上限は固定しない 乾燥・色転び・素唇色で好きな色が失敗。色を楽しみながら失敗を減らす 2本以上、複数色、ティント使用 1,320〜1,999円・許容要検証 :egg/nutsの若年・姉ギャル・メイク文脈 HJ内の保有率、重ねる本数、週使用日、購買CV、人口規模
W2 自然色・低工程の学生/若手 15〜24歳 学校・職場で派手にせず血色。手早く整える 一本または色付きリップ中心 660〜1,650円・許容要検証 中:egg。ただし学校CEP実需は未確認 校則・職種別需要、購入者本人/保護者、価格許容
W3 外出・撮影・新色で動く自己表現層 15〜25歳中心 デート、イベント、SNS、服に合わせて色を変える 複数色・限定購入・比較視聴 1,320〜1,999円・許容要検証 :egg/nuts、短尺・撮影 場面別購入率、継続率、限定後のリピート
W4 若年母の忙しい一本層 15〜27歳の母・妊婦というHJ文脈 送迎・外出前に片手・短時間で整える 一本主義または少数 1,000〜1,999円・要検証 中〜高:I LOVE mama 実読者属性、美容購買、朝のリップ課題、許容価格
W5 20〜30代の忙しい就業者 20代後半〜30代 朝・会議前・食後を短時間で戻す 一本主義〜少数 1,500〜2,500円・要検証 低〜中:HJの現行30代到達が不明 HJ到達、職種、リップ課題、Amazon/楽天行動
W6 夜ケア習慣+翌朝関心層 20〜35歳仮置き 就寝前ケア、翌朝しっとり。宿泊時は血色も欲しい可能性 夜用ケア保有 1,500〜3,000円・要検証 中〜低 夜色の希望率、宿泊頻度、枕移り許容、安全性、継続率
W7 慢性的な乾燥・敏感唇/ティント離反層 全年齢 荒れずに色を使いたい。失敗を避けたい ティント回避・ケア中心 証明価値への上乗せ余地は要検証 低〜中 刺激性試験、離反理由、年齢、支払意向、HJ内保有率
W8 30代+のくすみ・自然血色層 30代〜50代 顔色を自然に見せ、縦ジワ・乾燥も整える 一本主義〜ケア併用 1,500〜3,000円・要検証 :現行HJ実到達不明 商品適合、媒体、店頭行動、色設計、価格
W9 見せる・集める・贈る層 年齢横断、若年寄り仮説 バッグ装着、所有満足、友人との共有 コレクション、限定、複数買い 1,500〜2,500円・要検証 高:表現適合 実購入数、容器目当て比率、中身継続、ギフト相手

重要な区別:W1とW3は重なるが、W1は反復する困りごと、W3は発見・共有の動機である。入口群では両方を使えるが、顧客基盤を作る主語はW1に置く。


3. HJ到達適合を独立評価する

指定資料02_HJリサーチで確認できるのは、HJの媒体・タレント・制作・広告・若年インサイト等の機能と公開事例である。媒体別の現行年齢構成、女性比率、重複除外リーチ、リップを含む美容購買CVは載っていない。したがって、02とWebの対象文脈は「届き得る理由」に使い、「実際に買わせた証拠」には使わない。

3-1. 公開情報で確認できるHJの対象文脈

HJ資産 確認事実 言えること 言えないこと
egg HJは現在もeggをSNS/雑誌媒体として運営。2025年HJ発表ではYouTube軸、TikTok動画再生6,700万回とする。2020年の編集長発言では、前号購入者は16〜20歳44%、11〜15歳34%。2019年のWeb版は15〜23歳が最多との発言。[HJ事業] [HJ発表] [QJWeb 2020] [AMP 2019] 過去データでは10代〜20代前半、若年ギャル、色・自己表現、モデル起点の変身企画との文脈適合 2026年の女性比率、年齢、ユニークリーチ、美容購入CV。過去の紙購入者を現在SNSの実オーディエンスと同一視しない。6,700万回は美容投稿や購入人数ではない
nuts 現在の専属モデル募集は国内女性18〜25歳で「姉ギャル」。毎日メイク、実使用コスメ、2026春号のリップ企画がある。[nuts募集] [HJ nuts 2025春号] 18〜25歳の姉ギャル、メイク高関与の文脈適合 実読者年齢、媒体重複、保存・クリック・購入、起用可能モデル全員の権利
I LOVE mama 2026年募集条件は15〜27歳の母・妊婦。ファッション、美容、生活を扱う。[I LOVE mama募集] [モデル一覧] 若年母×忙しい朝/持ち歩きの具体化 30代母一般への到達、リップ購買、一本主義率
KOGYARU HJの現行媒体だが、小学生のギャル文化を扱う。[HJ事業] 親子文化・将来認知の文脈 購買主体・初号WHOとして計上しない。再生数が大きくても、未成年本人の化粧品購入到達とは扱わない
みりちゃむ等 HJ現行サイトの主要タレントにみりちゃむ、Natuul、らら、りゅあ、ゆなち。[HJ事業] HJが現行で掲げる人物資産。若年・ギャル文脈のクリエイティブ候補 各人の美容女性リーチ、投稿権、二次利用、競合排他、購入CV
Alisa Ueno 旧HJページには美容・ファッション実績があるが、現行主要一覧で確認できない。[HJ旧ページ] 30代・ファッション美容の候補として確認を依頼する価値 現契約、起用可否、30代女性への実到達。利用可能資産として計上しない

判定方法は二列にする。

  1. 媒体文脈適合:その人物・生活・見せ方をHJ媒体が自然に扱えるか。
  2. 実到達証拠:年齢・女性比率・重複除外リーチ・美容CTR・購入CVがあるか。

公開情報だけでは、全セルの「実到達証拠」は要検証である。一方、媒体文脈適合には高低がある。既存14の全候補一律「△」では、その差が消えていた。

3-2. WHO×CEP別のHJ着火適合

WHO×CEP 媒体文脈適合 短尺量産適合 具体的な着火形式 実到達証拠
W1 × C01 朝の重ね塗り前 みりちゃむ/egg/nutsモデルの手持ち色で、素唇色別・下地有無・昼時点比較 要検証
W1 × C03/C04 日中乾燥・食後の復旧 「14時の唇」、食事前後、同じ回数を重ねた色・ムラ・つっぱり比較 要検証
W3 × C07/C08/C09 外出・撮影・新色 GRWM、全色、服別、フラッシュ、モデル同士の色交換 要検証
W2 × C06 学校・職場自然色 中〜高 自然光、無加工、一塗り/二塗り、学校・職場別 要検証。学校需要自体も未確認
W4 × C02/C05 若年母の朝・外出 中〜高 I LOVE mamaで30秒支度、送迎前、ママバッグから片手で塗る 要検証
W6 × C10/C11 夜ケア・翌朝 中〜低 同照明・時刻表示の夜/朝。連日記録 要検証。翌朝効果と安全性は製品試験が必要
W9 × C14/C15 バッグ・ギフト 高:表現 バッグ別装着、開封、収集、友人の反応 要検証。購入・再購入の実需は弱い
W7 敏感唇 × 各CEP 低〜中 見せやすさ中、立証力低 使用条件・パッチ/刺激性試験の説明。タレントの感想だけにしない 要検証
W8 30代+ × 日常 現行HJ外の新しい信用源が必要 要検証

3-3. 短尺量産・サテライトの役割

これは詳細GTMではなく、D章へ渡す前提条件である。

発信主体 役割 向くCEP 必須条件
タレント本人 生活内の使用、率直な長短、最初の発見 C01、C04、C07、C09 PR明示、加工・照明条件の開示、合わない条件も隠さない
egg/nuts/I LOVE mama 学校・姉ギャル・若年母等、具体的な生活文脈を付ける C02、C05〜C09、C17 媒体ごとに同じ台本を流用しない
ブランド公式 製品根拠、正しい使用法、FAQ、表示可能な比較 C01、C03、C04、C10 比較条件を固定し、効能を過大にしない
ブランド所有のテーマ別アカウント 素唇色×手持ち色、時間経過、食後、バッグ等の継続データ C01、C03、C04、C09、C14 運営主体を明示。購入者を装った偽UGCにしない
自然発生UGC 第三者の使用結果と反証 全般 依頼・指示した投稿と区別する。広告関与があれば明瞭に表示する[消費者庁]

HJの短尺・サテライト運用は発売初期の発見を増やす。恒常的なブランド資産にするには、比較結果をブランド公式・自社ECの診断・同意取得済み顧客データへ戻す必要がある。


4. WHO × CEP グリッド

凡例:=条件付き入口候補、=有望な隣接または獲得場面、=検証枠、=現時点で優先根拠なし。本グリッドの記号は需要・競合・HJ・資産化を合わせた戦略的な優先度評価であり、測定された事実値ではない。 CEPを束ねると証拠の差が消えるため、C01〜C18a/C18bを分離し、性質の異なるCEPを一列に混ぜない。読みやすさのため二つのグリッドに分ける。

グリッドA:日常・外出の瞬間(C01〜C07)

WHO \ CEP C01 朝下地 C02 朝一本 C03 日中乾燥 C04 食後復旧 C05 会う前 C06 学校職場 C07 長時間
W1 色・ティント高関与重ね塗り
W2 自然色・低工程の学生/若手
W3 外出・撮影・新色の自己表現
W4 若年母の忙しい一本
W5 20〜30代忙しい就業者
W6 夜ケア習慣+翌朝関心
W7 慢性乾燥・敏感/ティント離反
W8 30代+くすみ・自然血色
W9 見せる・集める・贈る

グリッドB:撮影・発見・夜・携帯・ギフト・選び直し(C08・C09・C10〜C12・C14・C15・C18a/C18b)

WHO \ CEP C08 撮影 C09 新色 C10 夜ケア C11 夜色 C12 宿泊 C14 バッグ C15 ギフト C18a 色不適合の選び直し C18b 荒れ後の選び直し
W1 色・ティント高関与重ね塗り
W2 自然色・低工程の学生/若手
W3 外出・撮影・新色の自己表現
W4 若年母の忙しい一本
W5 20〜30代忙しい就業者
W6 夜ケア習慣+翌朝関心
W7 慢性乾燥・敏感/ティント離反
W8 30代+くすみ・自然血色
W9 見せる・集める・贈る

※ C13運動・C16季節・C17生活変化は全WHOで評価が△/—にとどまるため優先グリッドから外し、評価は§1に残す。記号を分割した箇所は保守的に扱い、C18aとC18bのように証拠の強さが異なる場合は判断がつかないセルをに上げずとした。

4-1. 魅力があるセルの個別評価

セル 実需の強さと根拠 現行訴求・代替の強さ/残る可能性 HJ公開文脈・短尺適合 HJ実到達証拠 ニーズ/ウォンツ ポートフォリオ初手適性 現時点判定
W1×C04:重ね塗り層×食後復旧 A:塗り直し一般/B:非濃化・ムラ復旧。人数・週頻度は未確認 中〜強。Tiny Wonder等が類似性能を訴求。復旧専用の第一想起は分散 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ニーズ :失敗条件と相性データが次商品に繋がる 入口検証候補。試作比較が通るまでは勝てるか未判定
W1×C01:重ね塗り層×朝下地 A:下地一般/B:本商品の形。ナリス早期完売+LIPS1,351件 。ナリスが地色補正・混ざりにくさ・縦ジワ・保湿を取る 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ニーズ+ウォンツ :手持ち色との相性データを蓄積しやすい 共同検証入口。C04と同一処方・手順で両立する場合のみ
W1×C03:重ね塗り層×日中乾燥 A:乾燥一般/W1内頻度は未確認 。バーム、ケアティント多数 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ニーズ 高。ただし安全性表示は別 C04の必須性能。独立入口にするとケア競合と正面衝突
W1×C05:重ね塗り層×会う前 B。社内少数発話 。時短・自然血色商品多数 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ニーズ寄り C04を見せる獲得場面。独立の入口便益にはしない
W1×C07:重ね塗り層×長く直せない日 B:長時間一般/C:個別場面 。「飲み会」「落ちない」は混雑 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ニーズ+ウォンツ C04の飲食比較に使う獲得場面。入口セルからは外す
W1×C09:重ね塗り層×新色発見 B 。PC・粘膜・限定は混雑 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ウォンツ 中。相性データへ接続すれば残る 色比較の獲得場面。習慣便益にはしない
W2×C06:学生/若手×学校職場 C:職場/D:学校 。自然色商品多数 文脈中、短尺中〜高 未取得/要検証 ニーズ+ウォンツ 学校固有需要の確認まで検証枠
W3×C08:自己表現層×撮影 D:購買需要 コンテンツ競争は強い 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ウォンツ 表現形式。実需セルとは数えない
W3×C09:自己表現層×新色発見 B 文脈高、短尺高 未取得/要検証 ウォンツ 低〜中 発見用。W1のC01/C04へ送る
W4×C02:若年母×忙しい朝一本 B:一本一般/C:若年母固有 。OPERA、色付きバーム等 I LOVE mama文脈中〜高 未取得/要検証 ニーズ 中。別商品体系になる 後回し。初号の下地・復旧約束と同時に取らない
W5×C04:忙しい就業者×食後復旧 B。W5固有の人数・頻度は未確認 HJ低〜中 未取得/要検証 ニーズ :W1と同じ失敗課題を広げられる HJ外の信用源を加える最初の隣接WHO候補
W6×C10:夜ケア層×就寝前保湿 A 。LANEIGE等 HJ中〜低、短尺中 未取得/要検証 ニーズ 入口外。既存強者に対する理由が弱い
W6×C11:夜ケア層×翌朝色 C 。商品実在、規模不明 文脈中〜低、短尺中〜高 未取得/要検証 ウォンツ 条件付きR&D。安全・移染・翌朝便益・反復意向を先に検証
W7×C03:乾燥・敏感離反×日中乾燥 A:乾燥一般/敏感・離反規模は未定量 中〜強。ケア商品は多いが不満も残る HJ低〜中 未取得/要検証 強いニーズ 高。ただし試験・表示責任が重い 製品証明後の重要隣接
W7×C18b:乾燥・敏感離反×荒れ後の選び直し 一般的な乾燥・荒れはA。ただし荒れ・刺激の後に有償で選び直す行動はB/未定量(C18b自体をAとはせず、C18aのナリス証拠も持ち込まない) HJ低〜中 未取得/要検証 ニーズ 診断・相性データと接続する第二段階
W8×C02:30代+×朝一本 B/C。時短・自然血色の周辺需要 HJ低 未取得/要検証 ニーズ寄り 高い可能性 HJ初速が空振りしやすく、別媒体・店頭前提
W9×C14:見せる層×バッグ装着 C 。AMUSE等 表現高、短尺高 未取得/要検証 ウォンツ 限定容器・獲得補助としてテスト
W9×C15:見せる層×ギフト D 。プレミアム・限定セット 表現高 未取得/要検証 ウォンツ 低〜中 新ブランドを贈る理由ができてから

5. 逆算で見つけるWHO × CEP

5-1. チャネル逆算

公開データの前提

チャネル 現行シグナル チャネルから立つWHO×CEP仮説 本商品への意味 資産性/注意
自社EC 指定16は最初に自社ECで仮説検証・CRMを勧める。16 §1,5 W1×C01/C04/C18a/C18b。悩みを理解し、比較や診断を読む高関与層 素唇色、乾燥、手持ちリップ、失敗時刻、使用結果を同意取得の上で集める。セット・再購入導線 最も高い。HJ流入をブランドの顧客関係へ移す主チャネル
Qoo10 2026-07-15の単一の表示スナップショット(取得時刻・生HTML未保存)でTOCOBOリップオイル1,800円・4.8(3,057件)、INGA 13色「飲み会/落ちない」1,690円・4.7(10,284件)。順位は当日中も変わり、これらは人気・シェア・支払意向の証拠にはしない。[Qoo10] W1/W3×C07/C09。多色、韓国文脈、割引、先行、新奇性で動く若年層 発見・価格・色の検証に向く。S1/S2を食後比較・手持ち色比較で見せる 顧客データをモールに残しやすい。割引常態化と一過性順位に注意
Amazon 社内一次資料の2026-07-15キャプチャ記載では1位KATE、2位rom&nd、3位Laka等。[source/lip-market §02] ただし同日再取得時に公式ページが503となり、今回の納品内に取得HTMLを保存していない。[Amazonランキング] 仮説:W1/W5/W7×C03/C04/C18a/C18b。悩み検索、比較、補充との適合を検証 順位概要はティント/バームの存在確認に限る。価格・星・レビュー件数は根拠に使わない。ナリスはAmazon限定発売から下地需要を検証した 検索・補充の適合も購入者データで確認する。ブランド顧客IDは得にくく、カテゴリ混在・日次変動がある
楽天 2026-07-15の単一の表示スナップショット(取得時刻・生HTML未保存)で、「tint」キーワード上位はMAC 4,070円・レビュー43、OPERA 1,744円〜・84、Fujiko 1,408円・708、Maybelline 1,991円・346等。これらは人気・シェア・支払意向の証拠にはしない。[楽天ランキング] W5/W8/W9×C04/C15/C18a/C18b。ポイント、まとめ買い、既知ブランド、ギフト・計画購入 20代後半以降、セット・リピート、母娘等の隣接を検証しやすい キーワード順位はカテゴリ売上シェアでない。楽天内CRMと自社CRMを混同しない
ロフト/PLAZA/@cosme/HANDS ナリス下地はAmazon早期完売後、HANDS・@cosme store・shop inへ拡大。Tiny Wonderはロフト・PLAZA・@cosmeで先行。[ナリス] [Tiny Wonder] W1/W3×C01/C09/C18a/C18b。色・質感を試して失敗を減らしたい層 手持ちリップとの相性、素唇色、乾燥感は店頭試用の価値が高い。短期ポップアップで検証 バイヤー採用は実需の証明ではない。テスター利用・購入転換を計測する
ドラッグストア 指定16・小規模Z調査で日常購入の主要チャネル。16 §2-3 W2/W4/W5/W8×C02/C03/C04。日常補充、価格、近さ 一本完成・日常ケアへ拡張した後に強い。初号の説明が複雑なら早すぎる 棚で一言理解、回転、価格が必要。初期CRMは弱い

2026-07-15 モール表示スナップショット

この表のQoo10・楽天の順位・価格・評価・レビュー件数は、いずれも2026-07-15の単一の表示スナップショットである。正確な取得時刻も生HTMLも保存していない。そのページに一時点で表示されていた内容は示せるが、恒常的な人気・市場シェア・支払意向は示せない。

モール/条件 表示上位の例 価格・評価・レビュー表示 逆算できる需要 読めないもの
Amazon公式「口紅・グロス・リップライナー」売れ筋 社内一次資料の当日キャプチャ記載:#1 KATE、#2 rom&nd、#3 Laka、#4・#5 Milk Touch 価格・星・レビュー件数は採用しない。同日再取得503、取得HTML未保存 ティント/バームと韓国ブランドが上位に表示された一時点の確認 恒常順位、価格分布、購入者属性、売上、検索共起語は要再取得。対外利用時は原キャプチャ確認が必要
楽天「tint」キーワードランキング #1 MACラスターガラスステイン、#2 OPERA、#3 Fujiko、#4 Magic Kiss、#5 Maybelline 4,070円・43件、1,744円〜・84件、1,408円・708件、880円〜・135件、1,991円・346件。ランキング面で星は確認できず 実用品からプレミアムまで混在。楽天では既知ブランド、公式店、ポイント、セットの評価が必要 キーワード順位はカテゴリシェアでない。複数色集約、星、購入者属性、共起検索量は要検証
Qoo10 Q Onlyランキング 取得時#20 TOCOBOリップオイル、#24 INGAウォーターグロウティント TOCOBO 1,800円・4.8・3,057件、INGA 1,690円・4.7・10,284件 多色、PC、プランプ、飲み会、落ちない、低中価格 順位は短時間で変動し、割引・サービスポイントも影響。レビュー件数は当日販売でない

Amazon・楽天のオートコンプリート/共起検索量は今回取得できなかった。Qoo10の商品タイトルでは「飲み会」「落ちない」「乾燥しない」「しっとり」「粘膜」「下地/コンシーラー」「1+1」「新色」「GIFT」が反復したが、これは売場コピーであり検索量ではない。

チャネルから追加検証すべき仮説は、W4若年母×C02、W5/W8×C04/C18a/C18b、W1×C18a/C18bである。モール表示だけで人物属性は確定できない。既存14はHJ適合を一律未確認としたため、I LOVE mama経由で検証する若年母と、Amazon/楽天で検証する非HJ層を分けられていなかった。

5-2. 口コミの生言語から逆算

短い原文だけを引用し、隣に解釈を分ける。

出典品質のルール:一件のレビューは「その声の存在」を証明するが、「頻度」は証明しない。商品一覧・タグページのように元の該当レビューへ正確に戻れない出典は、仮説を支持するのみに留める。取得日と、購入者投稿かPR投稿かの区別は、保存されていない場合は再取得する。以下の各行はこのルールで保守的に読み、該当行にも適用するが、有用な生言語は消さない。

生活者の原文 出典 その場で起きていること 逆算されるWHO×CEP
「くちびるの色が邪魔で赤く発色する」 LIPS #リップ下地 スウォッチ通りにならない W1×C01/C18a。素唇色の強い層×朝下地/失敗後
「ベースにモアリップ…でも皮剥け」 @cosme KATE 持続商品を使いたいが下地を足しても荒れる W7/W1×C03は直接。C18bは仮説のみ(原文は有償での別商品への選び直しを示さない)
「1日重ね塗りし続けると真っ赤すぎる」 LIPS Dinto 日中の再塗布で色が累積 W1×C04
「出先で塗り直しても濃くならない」 @cosme Tiny Wonder 濃化しないことが明確な評価軸 W1/W5×C04。同時に競合が既に応答している
「液漏れがするので持ち歩きには不便」 @cosme Fujiko 中身だけでなく携帯失敗 W1/W9×C04/C14
「ご飯後の塗り直しは絶対」 Qoo10 AMUSE 「落ちない」商品でも食後復旧は消えない W1/W3×C04/C07
「鏡を出す行為がノイズ」 source/strategy-v1 社内一次発話 時間だけでなく動作負担 W4/W5×C02/C05
「何塗っていいか分からない」 source/lip-market 社内一次発話 手持ちの組合せ失敗 W1×C01/C18a

口コミ逆算で追加される主要仮説は、「朝の下地」だけでなく「一日の途中で、色を累積させずに修復する」C04である。ただし具体便益はBであり、人数・頻度は未確認。また、容器の液漏れはC14を「飾り」だけでなく「携帯時に失敗しない」ニーズへ分ける。

5-3. SNS逆算

プラットフォーム/実在する型 確認事実 逆算される需要 HJでの着火適合 限界
TikTok/Reels/Shorts:ビフォーアフター、GRWM、変身、比較 HJは映像・SNS制作を事業化。eggはYouTube軸・TikTok累計再生を公表。nutsには毎日メイク・モデル間メイク企画が継続。[HJ] [HJ egg] W1/W3×C01/C04/C07/C09 。変化、手順、時間経過を短く分割できる HJ美容投稿の中央値再生・保存・購入は非公開。個別の「伸びたリップ投稿」は今回確認不能
TikTok的な実使用レビュー 15〜24歳女性調査ではTikTokをリアルな使用感の収集に使い、複数投稿を横断確認する行動。[SHIBUYA109 lab.] W1/W7×C03/C04/C18a/C18b 。良い条件と失敗条件の両方を量産 再生数は需要量・購入率ではない
Instagram:保存する色見本、世界観、Stories 15〜24歳女性413人調査でInstagram利用89.6%、TikTok60.8%。外出先発見はInstagram64.6%。[SHIBUYA109 lab. 2025] W3/W9×C08/C09/C14 。色・服・バッグの一覧、保存向け HJ各媒体のフォロワー属性・保存率は要検証
X:新作速報、欠品、低評価、不満 若年層調査でX利用は高い。美容購入前には肯定・否定口コミの双方を確認。[SHIBUYA109 lab. 2025] [美容調査] 色転び・移染の反証はC09/C18a(他の該当CEPを含む)。乾燥・刺激の不満はC18bの有償選び直し仮説にとどめ、三CEP一律の証拠にはしない 中。商品FAQと改善の信用形成 今回、リップ固有の現行ハッシュタグ件数・伸長投稿は取得できず要検証
LIPS:タグ、写真・動画付きレビュー #リップ下地1,351件、#重ね塗り135件。素唇色、PC、手持ち色、乾燥、食後が一投稿内で語られる W1/W7×C01/C03/C04/C18a/C18b HJ投稿の後に第三者比較へ送る用途 タグ件数は購入者数でなく、PR投稿も含み得る
Qoo10文脈:メガ割、先行、新色、飲み会、PC、キーリング 現行商品名に多色・飲み会・落ちない・イエベ/ブルベ。過去表示にキーリング付与 W3/W9×C07/C09/C14 高。ただし販促依存 割引時順位を平時需要と同一視しない

公開範囲で確認できた投稿型

投稿型 実例 WHO×CEPへの意味 証拠上の限界
食べ飲み耐久の横比較 LIPSのリップ比較動画一覧に、飲食後の発色残り・コップ移りを並べる投稿 W1/W3×C04/C07。開始、飲食、塗り直し後を同じ型で量産しやすい 個別投稿の購入転換とHJ視聴者への到達は不明
単品/お気に入り色/上から重ねる3画面 LIPS KANEBO動画一覧 W1×C01/C09。手持ち色との組合せを一目で見せる 表示回数・保存・購入は未取得
手持ちリップに別色を重ねてニュアンスを変える LIPS KATEカラートナー動画一覧 W1/W3×C01/C09。下地・色補正の比較型が既に理解される 競合も同じ表現を使える
就寝前→翌朝 LIPS LANEIGE動画一覧 W6×C10。夜/朝を同条件で記録する型 色付き就寝の需要証拠にはならない
すっぴん→毎日メイク/モデル間変身 nuts毎日メイク W1/W3×C01/C08/C09。HJ媒体が既に扱える編集形式 リップ単体の実績、現行中央値、購入CVは非公開
忙しいGRWM×飲み会リップ×Qoo10 BitStar第三者計測では2026-04-25投稿を339,433回表示 C02/C07とモール導線を一つの短尺にする実例 TikTok公式一次値でなく、PR投稿。購入数・再購入は不明なので方向確認に限る

「実際に伸びている」と公開一次情報で言えるHJの数値はegg全体のTikTok累計であり、リップ投稿別ではない。TikTok・Instagram本体の投稿別データは取得制約があるため、上表は実在する投稿形式と、第三者計測を明示した一例に限定した。D章ではHJ内部の投稿別中央値、保存、検索増分、クリック、購入まで取得する。

SNSから発見されるが、実需と未だ言えないセルはC08撮影とC14バッグ装着。SNSで見せやすく、かつ実需があるセルはC01、C03、C04、C07、C09である。入口は後者から選ぶ。


6. 競合占有を更新する

10_競合ディープダイブの整理に、2025〜26年の公開情報を加える。

便益/CEP 10で確認済みの主な占有 今回の更新 相対的な空き
色持ち・飲食 KATE、OPERA、Fujiko、CipiCipi、Maybelline等 Qoo10「飲み会リップ」。社内当日キャプチャではAmazon 1位KATE。@cosme 2025/10〜2026/03ティント1位OPERA、2位Dior、3位CANMAKE。[@cosme 6か月一覧 p.14] 弱い。「落ちない」だけでは入れない
自然血色・粘膜・ミュート OPERA、ちふれ、rom&nd、Dior等 LIPS・Qoo10で継続 弱い。色名だけでは差にならない
朝のリップ下地・手持ち色の発色 10では大きく扱われていない ナリス「ヌードリップミューター」が地色補正、混ざりにくさ、縦ジワ、保湿、1,320円で早期完売。LIPS1,351件 中→弱へ修正。需要は検証されたが、明示的競合も立った
日中、重ねても濃く/くすまず復旧 一部ティントの使用結果として存在 Tiny Wonderが「重ねてもくすまず」「軽い」を明示。Peripera等にも類似訴求。口コミには濃化・ムラ不満が継続 。専用CEPの第一想起は未固定だが、性能語は既に使われる
夜の保湿・角質 LANEIGE 大きな変更なし 弱い
夜に色・翌朝 Fujiko等の実在を19で補正 規模・リピートの新しい定量なし だが需要も弱い。空きだけで選ばない
バッグ装着 AMUSE、CipiCipi @cosmeトレンド語、Qoo10キーリング 弱い。需要規模・中身継続は未確認
プレミアム・ギフト Dior、YSL 楽天にもプレミアムが上位 弱い

単独の機能語に空きはほぼない。相対的に残るのは、同じ高関与ユーザーの朝と日中を一つの使用体系にし、手持ち色ごとの実使用結果を蓄積することである。ただし、この組合せも製品の実証と顧客データがなければすぐ模倣される。


7. 選ぶ:入口WHO × CEP群

7-0. 現行正本との差分(関の未決裁)

論点 現行正本 本分析
CEPの序列 _kettei.mdの暫定=C01朝→C04食後→C11夜の順で並ぶ C01とC04は序列を付けず、同時に有償テストへ回す候補として扱う。優先順位は未決定
C01とC04の関係 11_FINAL_spineはC01/C04の併存を記す C01とC04を同条件で比較し、どちらを残すか(または両立か)を先に固定しない
C11夜 現行正本では序列の末尾に位置づけ 入口候補から外し、安全・移染・翌朝便益・反復意向の合格を条件とする検証枠に降ろす

関がこの分析を採る場合は_kettei.md11_FINAL_spine.mdを更新する。ただし本作業では両ファイルを編集しない。関の決裁が出るまで、現行正本を正とする。

7-1. 選定基準

基準 合格条件
① 勝てる 実需シグナルが複数あり、既存商品の中心約束と完全同一でなく、試作品で優位を再現できる
② HJで着火できる HJ媒体の人物・生活文脈に自然で、短尺で使用差を見せられる。公開適合だけでなく内部到達データで確認する
③ 拡張余地 同じWHOの別CEP、別WHO、次SKU・隣接カテゴリへ便益が伸びる
④ ポートフォリオ初手適性 HJやマテリアルが離れても、ブランド便益、使用結果、自社顧客関係、次商品判断が残る

7-2. 候補群の比較

候補群 勝てる HJ公開文脈・短尺適合 HJ実到達証拠 拡張 初手適性 判定
G1 W1:色・ティント高関与層 × C04日中復旧+C01朝下地 現時点は未判定。需要シグナルはあるが、試作品の競合優位とWHO規模が未確認 高:文脈・表現 未取得/要検証 第一検証推奨。製品比較とHJ内部到達の二条件付き
G2 W5:忙しい就業者 × C04食後復旧+C05会議前 未判定。W5固有の規模と優位は未確認 低〜中 未取得/要検証 G1と同じ失敗課題を広げる第一隣接WHO候補
G3 W4:若年母 × C02忙しい朝一本+C05外出前 中。一般需要は強いが競合が密 中〜高:I LOVE mama 未取得/要検証 使用体系が変わるためG2より後
G4 W6:夜ケア層 × C11翌朝色+C12宿泊 低〜中。空きはあるが需要C、安全障壁 中以下 未取得/要検証 条件付き検証枠
G5 W9:見せる層 × C14バッグ+C15ギフト 低。競合先行、継続需要不明 高:表現 未取得/要検証 獲得補助
G6 W7:乾燥・敏感離反 × C03/C18b 条件付き。強いペインだが試験負担 低〜中 未取得/要検証 製品証明後の重要隣接
G7 W8:30代+ × 自然血色・時短 未取得/要検証 HJ初速が弱いため後段

7-3. 第一検証推奨:一つのWHOに、二つの入口セルを持つ

WHO仮説
15〜25歳を初期到達の中心とする、手持ちのリップを複数使い分け、ティントの乾燥・色転び・食後のムラ・塗り直しによる濃化に困る人。年齢・ギャル属性を恒常的なブランド定義にせず、「好きな色を使い続けたいが、朝と日中に失敗する高関与利用者」を主語にする。

人口規模、HJ内保有率、週使用日、価格許容は未確認であり、関の最終確定前に測る。

入口候補セル 役割 候補に残す理由 競合との差を作る条件
W1×C04:食後・午後、自然な血色へ整え直す 日中に反復し得る困りごとの検証入口 塗り直し一般はA、非濃化・ムラ復旧はB。シグナル種類は多いが、W1内の人数・週頻度は未確認 同回数の再塗布で濃化、ムラ、つっぱり、縦ジワが競合より良いことをブラインド比較で示す
W1×C01:朝、好きなリップの前に整える 毎朝の習慣化と手持ち色の活用 下地一般はナリス実績でA。本商品の自然血色+日中復旧形はBであり、競合優位は未確認 地色を消すだけでなく、自然な血色、保湿感、上の色との混ざり、日中復旧との一貫性を示す

上表の行順は優先順位ではない。C04を上、C01を下に並べているが、どちらが先という意味は持たせない。両者は、同じ価格・同じ出演者・同じ予算のもとで、製品テストと予約・小規模販売をセットにして比較し、優位差・週使用頻度・購入率が出てから序列を決める。先に固定しない。

二セルにする理由:C01とC04は同じ人の「手持ち色との相性」「乾燥」「色の累積」という失敗構造を共有する。ただし、同じ処方と簡単な手順で両立することが条件である。C05(会う前)、C07(長く直せない日)、C09(新色発見)は入口セルではなく、二つの便益をHJ短尺で見せる獲得クリエイティブの場面に置く。これにより、入口を2セルに絞ったまま発見文脈を増やせる。

一文の中心約束(仮):「好きな色を、私の色に。」

これは既存の暫定コア文言をそのまま置くものであり、新たに確定したコピーではない。C01(朝下地)とC04(食後復旧)は、この暫定コアを実現するための運用上の使い方仮説であって、コピーそのものの確定ではない。

この文言や「重ねても軽い」という性能語だけなら、競合もすぐ同じ表現を使える。現時点で、競合が同じ主張をできない差はまだ成立していない。初号で、素唇色・手持ち商品・塗布回数・食事・時間を揃えた比較結果を作り、購入後も相性データと失敗条件を自社で蓄積・公開して初めて差になる。試作品が7-4の比較を通らない場合、G1を「勝てる入口」とは判定しない。

想定する使用手順と完成状態

瞬間 手順 本品だけで作る完成状態 手持ち色を正確に戻したい場合
C01 朝 素の唇に本品を薄く塗り、その上に好きなリップを重ねる 自然な血色と保湿感のある下地 好きなリップを重ねる二工程
C04 食後・午後 ムラになった残色をティッシュ等で軽く整え、本品を一回塗る 朝と同じ色ではなく、濃くなりすぎない自然な血色まで戻す 本品の上に好きなリップを重ねる任意の二工程

C04で約束するのは「一塗りで朝と完全に同じ色へ戻す」ことではない。そこまで求める人には二工程になる。この手順が面倒と評価される、残色の上で濁る、または本品一回でも濃化する場合、C04は共同入口から外す。

7-4. 初号が満たすべき製品条件

入口群を採るなら、初号は最低でも次を実証できなければならない。

  1. 手持ちの代表的なティント/口紅の色を不自然に濁らせない。
  2. 食後の部分落ちに重ねた時、濃さの累積とムラを競合より抑える。
  3. 乾燥感・つっぱり・縦ジワを悪化させない。敏感性まで言うなら別の安全性試験を通す。
  4. 朝の下地と日中の復旧で、使用方法が複雑にならない。
  5. 携帯時の液漏れ、チップ衛生、鏡なし塗布の失敗率を測る。

これらが同じ処方で両立しない場合、C01とC04を一つの商品で約束しない。C01比較だけが通れば朝下地単独、C04比較だけが通れば日中復旧単独にし、両方が通らなければG1を外す。

7-5. 価格・チャネル仮説

7-6. 独立して残す資産

初号で取るもの 具体 次に使える先
便益認知 「朝の下地」だけでなく「午後に自然な血色へ整え直す」使用体系 2号の復旧専用/一本完成/夜ケア
使用結果データ 素唇色、乾燥状態、手持ち商品、塗布回数、食事、時間経過、満足・失敗条件 色・処方・容器の改良、相性診断、返品低減
顧客基盤 同意取得済みのメール/LINE、購入、再購入、診断、レビュー HJに頼らない再購入・新商品導入
ブランドの識別 容器・色だけでなく、同条件比較と失敗条件まで公開する態度 新SKU・隣接カテゴリの信用

7-7. 拡張順

この番号順は暫定的なテスト順序であり、固定のローンチ・ロードマップではない。デイリペア(日中の復旧専用)、ベース/ライナー、夜ケアなどの隣接商品は候補として残り、一次の顧客・使用データが「好きな色を失敗少なく使う」という同じ能力の転用を示した時にのみ選ぶ。各番号はテスト順序であり、次の段は前段の証拠ゲートを通過してはじめて進む。

  1. 同じWHOの深掘り:素唇色・乾燥・手持ち色別のベース/復旧色を増やす。全色追加ではなく、実データで失敗が大きい組合せから2号を出す。
  2. 同じ失敗課題の隣接WHO:W5忙しい就業者×C04/C05へ、日中復旧の使い方を変えずに広げる。HJ外の信用源、Amazon/楽天/店頭で検証する。
  3. 強いペインの隣接:W7乾燥・敏感離反へ、試験結果を伴うケア/バリア系。Amazon・店頭・第三者レビューを主にする。
  4. 別の使用体系:W4若年母×C02/C05へ、一本で完成・片手・鏡なしを満たす別SKU。「リップの失敗を減らす」という上位便益が顧客調査でブランドとして通る場合だけ、I LOVE mamaで検証する。
  5. 夜ケア:まず色なし/ごく薄いケアで既存顧客の夜習慣を測る。C11夜色は安全・移染・翌朝便益・反復意向が合格した時だけ。
  6. 30代+自然血色:W8へ色・縦ジワ・くすみを調整し、楽天・Amazon・ドラッグストアと新たな信用源で展開。
  7. バッグ・ギフト:ブランド指名と再購入が立った後に限定容器・セットとして使う。中身の便益を置き換えない。

8. 殺した/後回しにしたセルと、入口を変えた場合の差

ここで「殺した」は初号の中心から外した意味であり、将来の永久除外ではない。

セル/別入口 初号で外す理由 約束がどう変わるか 必要な商品・便益 主チャネル 価格仮説
W4×C02 忙しい一本 実需はあるが競合密度が高く、下地を足す発想と矛盾 「手持ち色を活かす」→「鏡なし一塗りで完成」 発色、塗りやすさ、色持ち、片手。ベース機能より一本完成 ドラッグストア、Amazon、楽天、I LOVE mama 1,000〜1,650円中心
W6×C11 夜色 需要C、枕移り・刺激・夜は落とす反証、リピート不明 「日中復旧」→「寝ている間に翌朝の血色」 睡眠中安全性、低移染、翌朝色、洗浄、ケア 自社EC限定テスト、Qoo10、後にバラエティ 1,500〜2,500円・要検証
W9×C14 バッグ飾り AMUSE等が先行。視聴と反復購入が未接続 「失敗を減らす」→「持ち歩いて見せる」 容器、耐久、着脱、コラボ、漏れ防止 Qoo10、ロフト/PLAZA、限定EC 1,500〜2,500円
W9×C15 ギフト 新ブランドを贈る理由・価格が未確認 「自分の手持ち色を活かす」→「選ぶ/贈る体験」 箱、色選び失敗回避、交換、限定 楽天、バラエティ、季節EC 2,000〜5,000円・要検証
W8 30代+自然血色 HJ初速が届く証拠がない 「色遊び」→「くすみ・縦ジワを自然に整える」 色設計、ケア証明、見やすい容器 Amazon、楽天、ドラッグストア、別媒体 1,500〜3,000円
W7 敏感唇 短尺の体験談だけでは安全性を証明できない 「乾燥しにくい」→「敏感状態でも使える根拠」 刺激性・使用試験、成分、表示、相談対応 Amazon、店頭、専門レビュー、自社EC 証明価値込み。要調査
C08 撮影/C13運動 表現適性はあるが需要D 入口にすると生活頻度・実需を誇張する 場面専用の持続・画面映え・耐汗 SNS中心 未設定

9. 既存14の暫定判定に対する更新

14の論点 本分析で補強される点 覆る/修正する点 14が見落としていた観点
②「毎日重ね塗り×ティント乾燥」を中心 乾燥、複数併用、色失敗、下地投稿、ナリス早期完売でWHOの問題は強く補強 朝下地だけを先頭CEPにしない。ナリスが明示的競合になった一方、C04は塗り直し一般A/非濃化・ムラ復旧Bであり、朝より強いとはまだ断定しない 日中復旧、次の商品を選び直すC18a/C18b、素唇色×手持ち色の相性データ
①「夜×素の唇」を次候補 夜ケア自体はA、お泊まり/翌朝の場面は実在 夜色はC。通常夜ケアの需要をそのまま色需要に移さない。安全・移染・反復意向が通るまで拡張上位に置かない 夜ケアニーズと翌朝色ウォンツの分離
③「忙しく一本」 色付きリップ・ノールック・時短需要は継続 「忙しい女性」一般では広すぎる。I LOVE mamaで届き得る15〜27歳若年母に限ると具体化するが、初号の下地約束とは衝突 HJ媒体別に、若年母と30代一般を分けること
④「バッグ飾り」を落とす 主需要・リピートが未確認なので、中心から外す判断は維持 HJ文化・短尺との表現適合は高く、一律に捨てない。限定容器・獲得補助として残す 目立つことと売れ続けることの分離、液漏れ等の携帯ニーズ
HJ到達が全候補△ 実到達データがない点は正しい 一律△は修正。公開文脈適合はW1/W3高、W4中〜高、W6中以下、W8低と差を付ける。ただし実到達は全セルとも未測定であり、要検証で揃える二列にする 媒体別年齢文脈、短尺で変化を見せられるか、サテライト量産、I LOVE mama、30代向け公開文脈の弱さ
入口は②一つ W1を中心にする方向は維持 入口はW1×C04とW1×C01の二セルを条件付きで検証。C05/C07/C09はセル数に含めず獲得表現に置く 1商品・1WHOのまま、使用入口と獲得クリエイティブを分ける設計
競合の空き 「ケア信頼+日中の失敗回避」は引き続き重要 2025年ナリス下地、2026年Tiny Wonder等により、朝下地・重ねても軽いは以前より占有 競合更新を受け、機能語でなく使用結果・相性データ・顧客関係に差を置くこと

結論:14の②中心はWHO状態として補強される。ただし「朝」単独で確定せず、W1×C01朝下地とW1×C04食後復旧を同条件で比較する。二つを同じ処方・簡単な手順で両立できる場合だけ共同入口にする。HJ適合は候補別に差を付ける。夜色は条件付き検証、バッグは中心便益でなく獲得補助とする。


10. 関がWHOを確定する前の最小検証

優先 検証 合格・不合格を分ける観測値
1 HJ内部オーディエンス監査:直近90/180日、egg・nuts・I LOVE mama別の年齢、女性比率、地域、重複除外、全投稿中央値、美容投稿の保存・CTR・購入 W1/W3への実到達と購買が弱ければ、G1の初速前提を下げる。高再生1本で判断しない
2 WHO定量:15〜25歳内で、ティント使用、乾燥、重ね本数、食後の濃化/ムラ、朝下地、週頻度、2,000円許容を交差 W1の人数と頻度。年齢より行動で抽出。少なくともC01とC04を別設問にする
3 試作ブラインド:ナリス、Tiny Wonder、OPERA、KATE等と、朝・食後・3回再塗布・6時間の同条件比較 上の色の差、濃化、ムラ、乾燥感、縦ジワ、移染、失敗率。片方だけ通れば入口を一セルにし、両方不合格ならG1を外す
4 短尺セル検証:C01とC04の便益を、C05/C07/C09の獲得表現で包み、出演者・尺・投稿数・広告費を揃える 便益と獲得表現を別変数にする。3秒視聴だけでなく保存、商品ページ遷移、診断開始、購入、返品、再使用。自然再生と広告を分ける
5 チャネル検証:自社EC、Qoo10、店頭試用で同一SKU・価格の反応を比較 購入だけでなく顧客取得率、診断完了、再購入、割引なし転換、テスター→購入
6 夜色ゲート:既存夜ケアユーザーに、色なし/薄色/翌朝色を比較 翌朝便益、枕移り、刺激、不要感、週使用、再購入。合格するまで初号訴求に入れない

関の最終分岐は次の二択まで絞れる。

夜色、バッグ、ギフト、30代+をA/Bと同列の初号候補には置かない。


11. 出典一覧

指定資料

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