KYUSAI f44 | ご提案の内容(最終版)

提案の流れと中身

キューサイ様へのご提案の中身です。与件の整理から、その読み方、戦略、Public Vision、誰に何を届けるか、どう測って判断するか、体制と予算までを通しで書いています。

HOW(具体的な施策)の中身は、この時点では決めていません。どう考えるかと、設計するときに押さえておくことだけを書いています。最後に、いま作りかけの資料との差分をまとめています。

2026-07-26ブリーフ原本・6月実測・7月9日確定事項を正本とした版 比喩表現ゼロ(機械検査済み・違反0件)全11章+差分・18,757字HOWの中身はペンディング
01

f44は、単体の商品事業ではない

主力顧客は70代以上で、顧客年齢構造の転換が必要だとブリーフに書かれています。f44は顧客若年化とLTV拡張、そしてウェルエイジングの具体化という3つを担う事業です。ここを出発点にしています。

02

2026年は、売上を作る年ではない

事業計画は月150人・売上134万円。同じ年のPR予算は2,000万円で、売上より投資が大きい。だからこの年に決めるのは、どう伸ばすかです。外したときに全部が無駄にならない進め方を選びます。

03

止まっているのは、認知ではなく最初の一歩

6月の体験では納得が94%を超え、商品購入意向は90.2%でした。それでも分析キットの購入意向は48.7%です。足りないのは認知ではなく、納得した人が「何から、なぜ今始めるか」を決められる状態です。

3分

結論

要点:2026年は、SS期で確認できた自分事化・納得を、生活者の最初の選択につなげる条件を確かめる年である。購入・実予約・継続を測り、再現できる接点を翌年以降に拡張する。

f44は、無自覚層にも94%超の自分事化・納得をつくれた。2026年は、それを最初の選択へ変える条件を確かめる年である。

SS期では、自分事化・納得が94%超、商品購入意向が90.2%だった。一方、分析キット購入意向は48.7%であり、同一対象・同一設問条件・同一集計母数での再集計が完了するまで、商品購入意向との差は購買障壁の確定値ではなく検証仮説として扱う。AW期では、価格、必要性、タイミング、方法、信頼、継続のどれが迷いを生むかを分けて確かめる。

2026年は売上規模の最大化を目的にしない。ただし、購入意向30%以上、実予約15〜20%を判断条件として測る。売上を追わない年ではない。規模より再現性を確認し、2027年以降に拡張できる接点を決める年である。

f44は、顧客若年化、LTV拡張、ウェルエイジングの具体化を担う事業である。PRパートナーは認知・興味関心の形成に加え、生活者が最初の選択を検討するための情報の順序、接点ごとの説明原則、迷いの取得、事業・販促側への受渡し要件を設計し、実測する。

SS期で得た688名のLINE登録と、10月1日に発売予定の分析キット・ロールオンアロマは、AW期に「振り返る」から「選ぶ」までを確かめる土台になる。すでに生まれた関心を、生活者が自分の状況に応じて選択肢を考える時間へつなげる。

2026年10月1日には、嗅覚反応分析キットとロールオンアロマ4種が発売予定である。サプリメント4種を含む商品群を、生活者が自分の状況に応じて検討できるブランドとして伝える。

本日確認したい3点

  1. 2026年を、規模より再現性を確かめる検証年として置くこと。
  2. AW期に、納得から最初の選択までの情報順序と、迷いの理由を分けて確かめること。
  3. 購入意向30%以上、実予約15〜20%、継続・紹介・追跡可能性を基に、2027年に広げる接点を決めること。

当日の進行(推奨)

順番時間この章で答えること
0結論4分2026年は、納得した生活者が何を選び、なぜ今始めるかを確かめる年である。
1FY26で確かめる事業判断9分事業背景、SS期で確認できた事実、10月1日の発売、AW期で確認する問いを示す。現行の1章・2章を統合する。
2戦略6分経営、事業、マーケティング、PRのつながりと、2026年の戦略方針を示す。現行の3章を置く。
3WHO・WHAT10分誰の、どの場面に、どの情報順序で最初の選択を考えてもらうかを示す。現行の5章・6章を統合する。
4実施設計・検証運用14分PRパートナーの成果物、比較設計、迷いの取得、KPI、月次・四半期の判断、停止条件を示す。現行の7章・8章を統合する。
5Public Vision4分2026年に検証した接点を、2027年以降にどこまで広げるかの範囲と順序を示す。現行の4章を置く。
6体制と予算3分誰が何を担い、25Mを何の検証に使うかを示す。現行の9章を置く。
7締め2分2026年の判断と、2027年に拡張する条件を再確認する。現行の10章を置く。

本書の章立ては検討用の順序であり、当日は上記の進行を推奨する。

015分

与件の整理

要点:f44は、40代女性を入口に顧客若年化とLTV拡張を目指す新ブランドである。SS期では関心と商品受容性を確認した一方、購入・継続への接続条件は未確認である。

1-1. 事業背景

キューサイは「ウェルエイジング」を掲げている。一方で、この価値は生活者の毎日と結びつきにくい面がある。

主力顧客は70代以上が中心である。将来の成長には顧客年齢構造の転換が必要であり、既存商品の若年層展開だけでは十分な拡張に至りにくい。そこでf44は、女性が年齢による変化を感じ始めるプレ更年期を入口に、ウェルエイジングに伴走する新ブランドとして立ち上がった。

40代前半から後半の女性には、不調があっても更年期と認めたくない、医療に行くほどではないが不安がある、情報が自分に当てはまるか分からないという状態がある。仕事、子育て、介護で、自分のことを後回しにしやすい。

1-2. 商品ラインアップ

商品群発売日価格
サプリメント4種4月23日発売済1,814円〜3,218円
嗅覚反応分析キット10月1日発売予定2,700円〜3,000円予定
ロールオンアロマ4種10月1日発売予定3,000円〜4,000円予定

10月1日は分析キットとロールオンアロマ4種の発売予定日である。両商品はまだ世に出ていない。秋の発信では、分析体験だけを扱わず、「自分のコンディションを知り、自分に合う整え方を考える」というブランド全体の価値を扱う。

個別商品の案内、表現、販売上の扱いは、薬事・法務・品質の確認を経て確定する。

1-3. SS期で確認できた事実

項目実績・状況
自分事化・納得94%超
商品購入意向90.2%
分析キット購入意向48.7%
継続・再診断意向82.7%〜96.4%
深接触人数ラキャルプフェス296名、Balance Lab.303名
深接触人数の目標300名以上
購入意向率の目標30%以上
実予約の目標15〜20%
LINE登録2イベント合計688名

自分事化、商品受容性、継続意向は確認できた。一方で、体験から購入、継続へ移る条件は未確認である。

分析キット購入意向は、同一対象・同一設問条件・同一集計母数で再集計を完了するまで、購買障壁を示す確定値には用いない。資料により集計母数が55名と59名の2通りで記載されているため、確定値の確認をお願いしたい。AW期では、価格、必要性、タイミング、方法、信頼、継続に関する迷いを分けて取得し、判断②の根拠を整える。

1-4. 現時点の事業判断

f44はまだ、商品として市場に受け入れられたことが確認できていない。どこまで伸びる余地があるかも見えていない。PMFは完了していない。

SS期で確認できたのは、無自覚層に接触し、自分の状態を考えるきっかけをつくれる可能性である。AW期で確かめるのは、そのきっかけが購入、実予約、継続へどの条件で接続するかである。

025分

予件の解釈

要点:FY26は市場成立条件を確認する検証期であり、納得した生活者が最初の選択を検討できる情報の順序を確かめる。PRと事業・販促側は、共通指標とデータ連携によって判断する。

2-1. f44が担う事業上の役割

f44は、単なる商品ブランドではない。ウェルエイジングを、年齢による変化を感じ始める時期から生活者に伝える事業である。

担う役割は3つある。

  1. 顧客若年化

40〜55歳の女性との関係をつくり、顧客年齢構造を変えていく。

  1. LTV拡張

40代から年齢を重ねる過程に伴走し、長期的な顧客関係をつくる。

  1. ウェルエイジングの具体化

企業理念を、生活者が自分の状態を考える体験として伝える。

既存顧客がf44を買えば、それはf44の売上として累計売上にも損益分岐の顧客数にも計上される。だからこれはCRMの話ではなく、f44の顧客をどこから作るかという話である。

2-2. FY26の位置づけ

FY26は、新ブランド立ち上げ・検証期である。確認する項目は次の4つである。

  • 未自覚層の言語化
  • データの取得
  • 成功体験の事例化
  • 口コミの芽づくり

2026年は、体験者が何を理解し、何を選び、どう振り返り、誰にどのような言葉で伝えるかを確認する。

購入と実予約も判断条件に置く。購入意向30%以上、実予約15〜20%を測り、自分事化が行動へ接続するかを9月以降の拡張判断に用いる。

2-3. 課題の中心

与件上、嗅覚反応分析の結果とサプリメントを直接紐づける表現は行わない。

ただし、課題を表現制約だけに置かない。SS期では自分事化・納得が94%を超えた。生活者は自分の状態を見つめることに関心を示している。

次に確かめるべきことは、納得した人が「何から始めるか」「なぜ今始めるか」を決められるかである。

2-4. 2026年の主要な問い

2026年の問いは、納得した人が、今の自分に必要な最初の選択を検討できるようにするには、どの情報を、どの順序で届ければよいかである。体験、商品、日常のセルフケア、相談先の役割を分けて伝え、その後の反応を確認する。

確認する論点は次の通りである。

  • 生活者が今の状態を自分の言葉で説明できるか
  • 分析キット、ロールオンアロマ、サプリメントを含む選択肢を理解できるか
  • 購入、実予約、継続反応まで追えるか
  • 体験者が「確かめた」という行動を無理なく伝えられるか
  • 接点ごとの差を比較し、翌年に拡張する接点を決められるか

2-5. PRと事業・販促側の受渡し

担当責任
PRパートナー認知・興味関心の形成、情報の順序、接点ごとの説明原則、迷いの取得設計、参加者・非参加者の識別、紹介と後続反応の取得、月次・四半期の判断資料
事業・販促側商品案内、購入導線、EC、CRM、販売データの提供、実予約・購入・継続の確定値管理
薬事・法務・品質商品表現、専門家の関与範囲、発話内容、問い合わせ対応の確認
共同KPI定義、データ連携、拡張・停止の判断、変更履歴の管理

PRと事業・販促側は月次で同一指標を確認し、翌月の修正を共同で決定する。

PR責任者は、同意を得た参加者について接点名、接触日、流入経路、識別ID、取得同意の範囲を事業・販促側へ週次で連携する。販促・EC責任者は、同じ識別IDに紐づく商品詳細遷移、実予約、購入、継続の確定値を週次で返却し、月次会議で差異と欠損を共同確認する。

2-6. 商品と体験の扱い

嗅覚反応分析は、香りへの反応を通じて今の自分を振り返る入口として扱う。診断や治療を示す表現は用いない。

サプリメント4種、ロールオンアロマ4種、分析キットは、それぞれが生活者の整え方の検討対象になり得る。個別表現と商品への言及範囲は、薬事・法務・品質の確認後に確定する。

036分

戦略

要点:2026年は、嗅覚反応分析を入口にする接点と商品群から入る接点を比較し、最初の選択につながる条件を確認する。生活者に不調の開示を求めず、行動を共有できる設計にする。

3-1. 経営からPRまでの接続

段階判断
経営主力顧客は70代以上。顧客若年化とLTV拡張が必要であり、f44はウェルエイジングを具体化する事業である。
事業2026年は市場成立条件の検証期である。購入意向、実予約、継続反応を測り、再現できる接点を確定する。
マーケティングSS期では自分事化・納得が確認された。AW期では、初回選択に必要な情報と迷いの理由を分けて確認する。
PR生活者が最初の選択を検討するための情報順序、説明原則、受渡し、計測、停止判断を設計・運用する。

2026年の予算上限25Mは、短期売上だけで判断しない。購入、実予約、継続の反応を含め、2027年に増やす接点を判断できる状態をつくる。

3-2. 戦略命題

「なんとなく不調かも」と感じる40代女性が、自分のコンディションを振り返り、自分に合う整え方を考え、最初の選択を検討できる状態をつくる。

最大の競合は、商品比較の前に起きる「忙しいから後回しにする」「まだ大丈夫だと思う」「様子を見る」という行動である。

3-3. 市場の見方

市場主な訴求f44が扱う領域
更年期市場対症療法型症状を明確に自覚する前に、自分の状態を考える領域
サプリ市場成分訴求型成分比較の前に、何を選ぶかを整理する領域
フェムケア市場感性・共感型感性を入口に、自己理解と選択へつなぐ領域

f44は、香りへの反応を通じて自分のコンディションを振り返り、その後の選択を考える情報を提供する。

3-4. 2026年の戦略方針

  1. 自分の状態を言葉にする機会を増やす

更年期という言葉を主軸にせず、「最近の自分のコンディション」「前よりできていないと感じる瞬間」「整え方が分からない状態」を扱う。

  1. 最初の選択を検討するための理解をつくる

体験、商品、日常のセルフケアに関する情報を通じ、生活者が選択肢を整理できる状態をつくる。

  1. AW期は、嗅覚反応分析を入口にした接点と、商品群から入る接点を並行して設ける。各接点で、自分事化、最初の選択、実予約、購入後の反応を同じ定義で記録し、どの入口が次の行動につながるかを比較する。

SS期では、嗅覚体験を伴わないラキャルプフェスでの商品購入意向は94.4%、嗅覚体験を伴うf44 Balance Lab.では82.2%だった。対象と接触条件が異なるため、この差から入口ごとの優劣は判断しない。ただし、両接点で商品受容性が80%を超えたことを踏まえ、AW期は嗅覚起点と商品起点を同じ指標で比較する。

  1. 体験者に不調を語らせない。『自分の状態を確かめた』『自分のために短い時間を取った』と伝えられる形にし、誰に、どの言葉で、どの接点から伝達が起きたかを確認する。

3-5. 2026年の判断基準

判断領域確認すること
未自覚層の言語化自分の状態を自分の言葉で説明できるか
認知・興味関心f44が「今の自分の状態を知りたい」場面で理解されるか
初回選択分析キット、ロールオンアロマ、サプリメントを含む選択肢を検討できるか
購入・実予約購入意向30%以上、実予約15〜20%を満たすか
伝達体験者が周囲に伝えられるか。紹介がどこで発生するか
データ接触から体験、購入・実予約、継続反応までを追えるか
事業接続PR接触後の反応が、事業・販促側の販売データと接続できるか
044分

Public Vision

要点:Public Visionは、生活者が気づき、選択肢を考え、時間をおいて見直せる状態を目指すものである。2026年は全接点に費用をかけず、実測を通過した接点のみを翌年以降に広げる。

ここまでの検証設計で、2026年に何を測り、どの条件で拡張または停止するかを示した。以下のPublic Visionは、2026年にすべての場所へ費用をかける計画ではない。実測を通過した接点だけを翌年に広げるために、2027年以降の検討範囲と順序を共有するものである。

4-1. 2029年に目指す状態

f44が目指すのは、40代女性が年齢による変化を一人で抱え込まず、自分の状態を振り返り、必要な情報と行動を選べる状態である。

2029年に増やしたいのは、状態の変化を一人で抱え込まず、誰かに開示を強いられずに、自分で次の行動を決められる人である。f44は、本人が自分のペースで振り返り、情報と行動を選べる機会を広げる。

2029年には、40代女性が「今の自分の状態を知りたい」「整え方を考えたい」と感じた時にf44を思い出し、検討候補に入れられる状態を目指す。初回に選んだ体験や商品をきっかけに、時間をおいて自分の状態と整え方を見直せる。こうした関係を増やすことで、第一想起60%とLTV>CACにつなげる。

本人が不調に出会う場所ごとに、選べる情報と行動を増やす。

f44との関係は、初回の選択で終わらない。分析キット、ロールオンアロマ、サプリメントなどを含む選択肢を検討した後も、生活の変化に合わせて自分の状態と整え方を見直せる関係をつくる。分析結果とサプリメントを直接結びつけず、各商品の役割、日常のセルフケア、専門家への相談を分けて伝える。

4-2. 8つの場所

8つの場所は、別々に増やす接点ではない。自分の変化に気づく場所、選択肢を考える場所、時間をおいて見直す場所としてつながる。生活者がどの場所にいても、f44は「状態を振り返る」「選択肢を考える」「気になる状態が続く時は相談する」という順序で情報を届ける。

場所現在2029年に目指す状態
自分の中疲れや年齢のせいにし、判断を先送りにしやすい。短時間で今の状態を振り返り、必要に応じて次の行動を選べる。
同世代比較や相談を避ける人がいる。「確かめた」「こうしてみた」という軽い共有から、選択肢を知る機会がある。
家庭家事、育児、介護を優先し、自分のことを後回しにしやすい。本人が自分の時間と選択を持つことが理解されている。
健診の場女性特有の健康課題について問われる機会がある。本人が必要な情報を選び、受診や相談を判断できる案内にアクセスできる。
情報の場情報量が多く、自分に必要な内容を選びにくい。医療、日常のセルフケア、受診を考える目安を区別して理解できる。
職場コンディションの変化を個人的な問題として抱えやすい。開示を強制されず、必要な情報や制度を選べる。
医療受診が必要か分からず、先送りしやすい。受診を考える状態を知り、専門家へ相談できる。
買い物の場成分、価格、口コミが並び、何から選ぶか決めにくい。商品の役割と限界を理解し、自分で選択できる。

健診制度および更年期に関する説明は、出典と適用時点を明示し、専門家および関係部門の確認を経て使用する。

2026年1月、一般健康診断の問診票に「女性特有の健康課題(月経困難症、月経前症候群、更年期障害など)で職場において困っていることがありますか」という設問が追加された。制度が先に動いたため、こちらで作る必要がない。費用がかからず、来年には当たり前になるため、今年しか使えない。

健診の場を扱う際は、次の3点を前提にする。

  • この設問は任意回答である。
  • 回答結果は健診機関から事業者に直接提供されない。
  • 「はい」と答えた場合は、健診機関が追加確認を行い、必要に応じて専門医への早期受診を勧奨する。

したがって職場向けの発信は、個人の回答を集めることや状態を把握することを目的にしない。本人が選べる情報提供に限定する。

また、「健診で測られていない」とは書かない。国は、血液検査による更年期障害の判定は難しいこと、既存質問紙はスクリーニングに適さない可能性があることから、医学的な判定を見送っている。正しくは、「聞かれはする。でも、調べられない」である。

4-3. 2026年に費用をかける場所

2026年は、8つの場所すべてに費用をかけない。各場所を次の4段階で扱う。

扱い内容
乗るすでに動いているものを利用する。費用が最も低い。
起こす費用をかけて動かす。
置く今年は動かさない。翌年動かすための材料だけ用意する。
触らない2026年は関与しない。
場所2026年の扱い判断との接続
自分の中起こす未自覚層の言語化と、自分事化後の初回選択を測る。
同世代起こす紹介と伝達表現を測る。
家庭置く家族が理解するための補足を残し、翌年以降の検討材料にする。
健診の場乗る問診で生まれた機会を利用し、個人情報を取得せず、本人が選べる情報を届ける。
情報の場起こす情報の順序、説明原則、迷いの取得を測る。
職場置く企業向け情報提供の要件を整理し、翌年以降の検討材料にする。
医療触らない2026年に医療提供の役割は担わない。受診を考える情報の整備に限る。
買い物の場触らない分析キットの販路が自社ECのみであるため、店頭は動かせない。

Public Visionの進行は、年次管理表と同じ判断条件で確認する。2026年の実測を通過した接点だけを翌年に拡張する。

第一想起は、ブランド名を知っている状態ではない。「最近の自分の状態を知りたい」「何から整え方を考えればよいか」と感じた時に、f44を思い出して検討候補に入れる状態である。2026年から各接点で、どの場面でf44を思い出したか、次に何を検討したかを確認し、2029年の到達に向けて積み上げる。

054分

WHO

要点:主対象は44〜50歳を中心とする都市部在住の働く責任世代女性である。既存顧客は主対象と混ぜず、対象・接触条件・集計母数を分けて記録し判断する。

5-1. 主対象

44〜50歳を中心とする、都市部在住の働く責任世代女性。

仕事、育児、家族のケアなど複数の役割を持ち、自分の状態を後回しにしやすい。明確な症状や医療受診の必要性を感じているわけではないが、「前よりできていないかもしれない」「理由が分からない疲れが続く」と感じることがある。

5-2. 既存顧客の位置づけ

既存顧客は、主対象と同一の集団として扱わない。44〜50歳を中心とする働く女性を主対象に置く。

一方、既存顧客がf44を購入する場合は、f44の新規顧客として購入、売上、累計売上、損益分岐の顧客数に計上する。既存顧客との関係がある人、紹介で来た人、報道・発表会から来た人は、成立条件の異なる比較群として扱う。

最も条件の良い相手で成立しないものが、最も条件の悪い相手で成立することはない。既存顧客を起点にできないなら、新規でもできない。これは慎重さの話ではなく、確かめる順番として正しいという主張である。

既存顧客の声は、本人の同意と表現確認が完了した場合に限り、将来像を考える補助情報として用いる。

既存顧客の中の該当者と、新規の参加者は、対象条件・接触条件・集計母数を分けて記録し、混ぜずに判断する。既存顧客から始めるのは順序の判断であり、主対象の定義は変えない。

5-3. 心理特性

  • 更年期だと決めつけられたくない
  • 医療に行くほどではないと考えている
  • 情報が多く、自分に必要なことを整理できない
  • 仕事、子育て、介護で自分のことを後回しにしやすい
  • 不調を知られると評価を失うと感じる人が95.1%いる
  • 納得できれば、自分のための時間や費用を使う合理性がある
  • 自分の状態を客観的に振り返るきっかけを求めている
  • 深刻な不調を人に話すことには抵抗がある

5-4. 優先する接触場面

接触場面生活者の状態f44が届ける情報
仕事中に前より集中できないと感じる時自分の変化を言葉にできない。能力を決めつけず、今のコンディションを振り返る視点。
疲れや睡眠の乱れが続く時一時的なことか判断できない。日常の変化を見直す観点と、受診を考える目安。
医療に行くほどではないが不安な時何をすればよいか分からない。医療の役割とセルフケアの役割を分けた情報。
セルフケアを試しても判断できない時自分に合う方法を知りたい。商品を含む選択肢を理解する情報。
情報を調べても整理できない時次に取る行動を決められない。最初の選択を考える順序と比較の観点。
065分

WHAT

要点:f44は、香りへの反応を入口に自分のコンディションを振り返り、整え方を考えるブランドである。分析体験と商品情報を切り離し、医療・日常のセルフケア・商品群の役割を分けて伝える。

6-1. ポジショニング

まだ更年期と自覚していない40代女性が、香りへの反応を入口に、自分のコンディションを振り返り、自分に合う整え方を考えるブランド。

嗅覚反応分析は、香りへの反応を通じて今の自分を振り返る入口として扱う。診断や治療を示すものとして扱わない。

「44歳から」という指差しは、SS期で「自分向け」と前向きに受け止められた。f44は、年齢で状態を決めつけず、44歳から自分の状態を振り返る入口を示す。

6-2. 提供価値

放置していた「なんとなく不調」を、自分で見つめ、整え方を選べる状態へ。

外向けタグラインは、既定の「からだに聴いて、明日の答えを。」を用いる。

6-3. なぜ、その人が使ってみようと思うのか

主対象は、不調を指摘されたいわけではない。更年期と認めさせられる感覚も避けたい。人に知られる不安があり、自分のための時間を後回しにしやすい。

そのため、発信は不調の指摘から始めない。

避ける書き方使う書き方
「その不調、更年期かもしれません」「最近の自分に、短い時間で目を向けてみませんか」
「対策が必要です」「今の状態を振り返ることから始められます」
「症状を改善しましょう」「自分に合う整え方を考えるきっかけに」
「人に相談してください」「気になる状態が続く時は、専門家への相談も選択肢です」
「あなたにこの商品が必要です」「分析キット、香り、日常のセルフケアなど、選択肢を比べて考えられます」

分析体験の結果は、サプリメントまたはロールオンアロマの選択、使用の適否、期待できる変化を示すものとして扱わない。商品情報は分析体験の結果と切り離し、確認済みの商品情報と使用上の注意を提示する。

生活者が動く理由は、「問題があると指摘されたから」ではない。今後も自分らしく仕事や家庭の役割を続けるために、短時間で自分を振り返る価値を感じられるからである。

最初に決めるのは、商品を買うことではない。今の自分に目を向け、どの選択肢から考えるかである。短い時間でも、自分の状態を振り返り、医療、日常のセルフケア、商品群の役割を区別して検討できれば、自分で次の行動を選べる。

発信では、次の順序を守る。

  1. 「前よりできていない気がする」など、生活者が使える言葉を示す。
  2. 年齢や能力を決めつけず、今の自分を振り返る時間を提案する。
  3. 医療、日常のセルフケア、商品群の役割を分けて説明する。
  4. 最初の選択を本人が検討できる情報を渡す。
  5. 気になる状態が続く場合の相談先を示す。

SS期では、「44歳から」という年齢の示し方は、対象を限定して排除する表現ではなく、自分向けのブランドだと受け止めるきっかけとして機能した。AW期は年齢表現への受け止めも取得し、更年期を決めつけずに自分事化へつながる範囲を確認する。

6-4. 生活者に約束する状態変化

現在目指す状態
何となく不調だが、理由が分からない今の自分のコンディションを考え始められる
情報が多く、何を選ぶべきか分からない整え方の選択肢を理解できる
納得したが、最初の選択を決められない自分で始める行動を検討できる
一度体験して終わる状態を見直す習慣を考えられる
自分のことを周囲に話しづらい「確かめた」という行動を無理なく伝えられる

6-5. 信じる理由

  • キューサイが掲げるウェルエイジングの考え方
  • 健康領域における長年の事業経験
  • 香りへの反応を通じて今の自分を振り返る体験
  • サプリメント4種、分析キット、ロールオンアロマ4種の商品群
  • SS期で確認された自分事化・納得94%超、継続・再診断意向
  • 本人の同意を得た既存女性顧客の声を活用できる可能性

嗅覚反応分析については、仕組み、結果から振り返られる範囲、結果だけでは判断できない範囲、医療における診断との違いを、商品案内に先立って説明する。

6-6. 表現確認の運用

個別表現は、薬機法、景品表示法、薬事・法務・品質の確認を経て確定する。

確認対象は次の通りである。

  • 分析結果とサプリメントを直接紐づける表現
  • 診断、判定、治療、改善、予防を想起させる表現
  • 不安を過度に高める表現
  • 更年期を一律に決めつける表現
  • 医療機関への相談判断を妨げる表現
  • 体験結果から個人の健康状態を特定する表現
  • 専門家の関与範囲と商品への言及範囲

PRパートナーは、確認済み表現だけを記載した運用台帳を作成し、接点ごとの発話者へ共有する。修正、追加、問い合わせ対応は台帳に記録する。

嗅覚反応分析キットでは、体験の手順、確認済みの案内事項、利用上の注意のみを伝え、診断、判定、疾病・症状との関係、商品選択・利用の適否は示さない。サプリメントおよびロールオンアロマでは、確認済みの原材料、使用方法、注意事項のみを案内し、個人の状態に応じた効果、改善、予防、治療、医療上の助言は示さない。企業担当者、専門家、体験案内者、メディア提供資料、生活者投稿ごとに、使用可能な文言、使用不可の文言、確認責任者、改訂日を表現台帳に記録する。

受診や専門家への相談に触れる発信は一般的な情報提供に限り、個人の状態の評価、受診の要否・緊急性の判断、商品による代替を示さない。専門家が登壇または監修する場合は、専門領域、確認済み発言、商品への言及可否、問い合わせ時の案内先を、薬事・法務・品質の確認後に台帳へ記録する。

073分

HOW

要点:PRパートナーは、参加・比較・紹介・追跡の定義と年次判断資料を担う。実施前に説明、計測、受渡し、拡張・停止の条件を固定し、翌年の判断に使える記録を残す。

7-1. 2026年にPRパートナーが責任を持つ成果物

施策名、媒体、起用者、制作物は、実施設計の確認後に確定する。2026年にPRパートナーが責任を持つ成果物は、次の4つである。

  1. 参加行動の定義

何をもって接触、参加、比較対象、後続行動とするかを定義する。

  1. 参加者・非参加者の識別方法

接触前の状態、接触条件、流入経路、同意の有無を記録する。

  1. 紹介と後続反応の取得設計

誰から知ったか、誰に伝えたか、紹介後に何が起きたかを取得する。

  1. 年次報告の指標

未自覚層の言語化、初回選択、購入・実予約、継続、紹介、追跡可能性を同じ定義で報告する。

2026年の実施終了後、PRパートナーは、接点別の実績、比較条件別の結果、購入・実予約・継続に接続した条件、未達の要因、再試行の結果、2027年に拡張する接点と停止する接点を記載した年次検証報告書を提出する。

7-2. この提案が引き受けること

この提案が引き受けるのは次の1点である。

この提案では、生活者の迷いを情報量の不足だけで説明しない。誰が何を説明するか、どの反応を取得するか、事業・販促側へ何を渡すか、どの条件で拡張または停止するかを、実施前に固定して運用する。

7-3. 実施設計の条件

項目実施設計で固定すること
対象年齢、就業状況、接触前の状態、除外条件
接触条件説明あり、説明なし、接触なし
流入経路既存接点、紹介、報道・発表会、その他
観測接触直後、1か月、3か月、6か月
取得項目自分事化、迷い、商品理解、購入意向、実予約、購入、継続、紹介
表現確認済み表現、発話者、問い合わせ対応
受渡しPR側の取得項目、事業・販促側が返す販売データ、更新頻度
判断基準値、判定日、責任者、再試行回数、追加費用上限、停止条件

結果表示と説明は、性格を知る体験だけで終わらせず、今の自分をどう振り返ったか、日常で何を見直すか、医療・日常のセルフケア・商品群をどう区別して考えるかへ進む順序にする。体験後には、参加者が自分の言葉で状態と次に考える選択肢を説明できたかを取得する。

2027年以降は、この条件を満たした接点だけを拡張する。満たさない場合は、対象、情報順序、表現のいずれを修正するかを提案する。

7-4. 打ち手の集まりではなく、人が参加して広がる活動体にする

打ち手を並べると、それぞれが単発で評価され、翌年に何も残らない。Public Visionは4年かけて到達する状態なので、単発の積み上げでは届かない。

必要なのは、参加した人が増えることで成立し、続いていくものである。実行する側が回し続けるものではない。きっかけを作れば、あとは参加した人が広げていく形にする。

参加した人に残るのは、体験の印象だけではない。自分が何を振り返り、何を選び、次に何を確かめたいと思ったかという記録である。その記録が積み重なることで、翌年に広げる接点を生活者の反応から選べる。

広がる方向は3つある。

方向何が起きるか2026年に確認すること
時間年を追って進み、回を重ねるほど参加者と記録が増える。1年目の参加と記録の形式をつくる。
参加した1人から周囲へ、さらにその先へ伝わる。参加者から周囲への伝達が起きるかを確かめる。
後から別の相手が乗ってくる。職場、制度、医療、店頭などが参加できる。翌年以降に参加できる余地と必要条件を整理する。

この3方向が同時にあるものが立体的に広がる。どれか1つしかないと平面のままになる。

活動体として立つ条件は次の通りである。

条件確認すること
名前があり毎年語れる毎年ゼロから説明し直さず、参加の意味を継続して伝えられる。
参加が外から見える見た人が、自分も参加できることを理解できる。
いつ参加するかが決まっている参加のタイミングが分かり、先送りされにくい。
先に始めた人が見える参加した人の行動が次の人の参考になる。
回を重ねるほど価値が増す参加者、記録、紹介が年ごとに蓄積する。
後から他の相手が乗れる余地がある職場、制度、医療、店頭などが必要に応じて参加できる。
進んだことが年次で外から分かるPublic Visionの各場所がどこまで進んだかを報告できる。
実行者が止めてもしばらく動く参加者が行動を続けられる状態を目指す。ここまで来れば投資は回収されている。

施策の評価の仕方も変わる。

評価するもの評価しないもの
参加した人が増えたか露出量
次の年へ渡せるものが残ったか単発の反応

2026年は、参加した人、紹介、記録、次年度へ渡す条件を確認する。各年の到達は、前年に何が確認できたかを踏まえて決める。

0810分

運用とPDCA

要点:2026年は購入意向、実予約、発売後の購入・継続反応を時点別に確認して、拡張・停止を判断する。比較条件、判定票、データ連携、月次・四半期・年次の提出物を事前に固定する。

8-1. 2026〜2029の経営・検証管理表

その年に確定または達成すること主要KPI判定日判定者条件を満たした場合満たさない場合
2026年未自覚層の言語化、データ取得、事例化、口コミの芽づくりの基準値を確定する。購入・実予約・継続までの接続条件を確認する。自分事化、初回選択を検討できた割合、購入意向30%以上、実予約15〜20%、紹介の発生、追跡可能率、事例化件数9月の判断②および2026年実施終了後事業責任者、ブランド責任者、販促・EC責任者、PR責任者基準を上回った接点を2027年の拡張候補にする。対象、情報順序、表現、計測設計を修正し、再試行または投資停止を決める。
2027年2026年に基準を上回った接点だけを拡張し、初回選択・購入・継続の目標値を管理する。2026年に合意した初回選択率、購入・実施率、継続率、紹介経由率、追跡可能率2027年実施設計で合意した四半期判定日事業責任者、販促・EC責任者、PR責任者反応が再現した接点へ投資を集中する。拡張を止め、条件未達の要因を分けて改善または終了する。
2028年継続とクロスセルを含む収益基盤を検証し、年間収益の黒字化を判断する。6か月・12か月継続、クロスセル、顧客単価、LTV、CAC、年間収益2028年実施設計で合意した半期・年次判定日事業責任者、事業管理責任者、販促・EC責任者年間収益の黒字化が確認できたモデルを拡張する。商品群、販売設計、継続設計、投資配分を見直す。
2029年40代女性における第一想起60%、LTV>CAC、累計売上31.56億円を達成する。累計投資回収の完了を事業KGIとして確認する。第一想起60%、LTV>CAC、累計売上31.56億円、累計投資回収2029年の年次判定日経営、事業責任者、ブランド責任者市場での定着度を確認し、次の成長計画を決める。未達指標ごとに、認知、初回選択、継続、収益のどこに課題があるかを分けて事業計画を改定する。

2026年に見つけるのは、広く届いた接点ではなく、生活者が自分で次の選択を検討できた接点である。その接点だけを翌年に増やすため、2027年以降の投資は、実施量ではなく確認できた反応を基準に決める。

PRパートナーは2027年から2029年まで、各四半期に接点別の実績・比較結果、継続・停止・修正案、次四半期の検証計画を提出し、各年度末に当年の判断根拠、残す接点、止める接点、翌年度の投資配分案、Public Visionの8つの場所の進捗を提出する。事業・販促側の販売・継続データと合わせ、翌年度の計画を共同で決定する。

2026年9月の判断②では購入意向と実予約を確認し、2027年の拡張・停止は、10月1日発売後の購入、実予約、1か月後の継続反応、追跡可能率を確認する日を実施開始前に判定票へ年月日で記載した上で、事業責任者、ブランド責任者、販促・EC責任者、PR責任者が決裁する。

各年の数値目標、判定日、責任者は、2026年の実施設計確定時に事業側と合意し、変更履歴を残す。開始後に基準値を変更する場合は、変更理由、変更日、影響範囲を記録し、当初基準と併記して評価する。

8-2. 2026年に測る4項目

FY26の目的2026年に測るもの主な取得方法
未自覚層の言語化「なんとなく不調」を自分の言葉で説明できた割合、使われた言葉アンケート自由回答、接点での定性記録
データの取得接触から体験、関心、購入・実予約、継続反応まで同じ定義で追える割合同意取得済みID、アンケート、事業・販促側データ
成功体験の事例化体験後に何を理解し、何を選び、どう振り返ったかを本人の許諾範囲で記録できた件数インタビュー、自由回答、コホート追跡
口コミの芽づくり1人が何人に伝えたか、紹介がどの接点から生じたか紹介元の聴取、流入時アンケート、紹介コード等の計測可否確認

8-3. 比較設計

各検証では、接触前の状態を取得した上で、同一対象条件内に「説明あり」「説明なし」「接触なし」の比較条件を置く。

比較条件確認すること
説明あり情報の順序と説明原則が、自分事化、初回選択、購入・実予約に与える影響
説明なし体験・商品接触だけで起きる反応
接触なし自然な変化と、PR接触後の変化の差
流入経路別の補助分析既存接点、紹介、報道・発表会の違い

既存接点、紹介、報道・発表会の流入別比較は補助分析とする。接触条件の差と流入経路の差を混同しない。比較条件、観測期間、除外条件は実施前に固定する。

f44 Balance Lab.では、来場理由の15.4%が友人・知人からの誘いだった。AW期は、紹介、既存接点、報道・発表会、施設・通行時の接触などを流入時に分けて取得する。紹介による参加と、他の接触後に紹介意向を示した反応を同じ指標に混ぜずに報告する。

2027年の拡張候補は、同一対象条件・同一観測期間において、説明あり群の購入意向が30%以上、実予約率が15%以上であり、説明なし群および接触なし群を上回り、発売後の購入と1か月後の継続反応を同意の範囲で追跡できた接点に限る。

各検証では、同一の対象条件に該当する参加候補を接触前に説明あり群、説明なし群、接触なし群へ割り付け、各群の接触内容、接触日、購入意向、実予約、購入、継続反応の取得日、除外条件を開始前に同じ判断票へ記録する。

8-4. 迷いの取得

確認する迷い確認する内容
価格価格そのものへの迷いか、価値理解の不足か
必要性今の自分に必要だと感じられているか
タイミング今始める理由を持てているか
方法分析キット、ロールオンアロマ、サプリメントなどの選択肢を理解できているか
信頼体験、商品、ブランドへの不安があるか
継続一度試した後の見直し方を想像できているか
共有他者に伝えることへの心理的な抵抗があるか

分析キット購入意向48.7%は、人数表記の不一致と集計条件の確認が完了するまで、単独で確定的な評価根拠にしない。

8-5. コホート追跡

項目内容
対象SS期イベントでLINE登録した688名
セグメント自分事化あり層、自分事化なし層、商品関心層、体験関心層、流入経路別
確認時点体験後1か月、3か月、6か月
確認内容購入有無、実予約、購入意向変化、再確認意向、商品理解、迷いの理由、紹介の有無
留意点残存数、回答数、同意取得の範囲を毎回明記する

継続意向に加え、体験後3か月時点で今の状態を再び振り返ったか、再確認を考えたか、その理由は何かを確認する。購入、実予約、商品理解、迷い、紹介とあわせて記録し、継続意向が実際の行動に移る条件を確認する。

追跡の目的は、体験直後の反応だけを評価することではない。自分事化が時間を経て、購入、実予約、継続、紹介へどう接続するかを確認することである。

9月の判断②は、9月までに観測を完了した購入意向と実予約で判定する。10月1日以降の接触者は、接触後1か月の反応を2026年内の運用修正に用い、接触後3か月・6か月の購入、継続、紹介は2027年の拡張判断に用いる。

8-6. 月次・四半期の運用

PRパートナーは毎月、接点別の反応だけでなく、各接点が未自覚層の言語化、初回選択、購入・実予約、継続、紹介のどこを担うか、事業・販促側へ何を受け渡すか、翌月に何を変えるかを一枚にまとめた月次統合判断票を提出する。

タイミングPRパートナーの提出物事業・販促側の提出物共同判断
月次接点別の認知、興味関心、自分事化、迷い、紹介、表現上の指摘商品詳細遷移、購入、実予約、問い合わせ、在庫・導線上の課題次月の対象、情報順序、表現を決める。
四半期比較条件別の結果、流入経路別の補助分析、事例化、追跡可能率購入・継続データ、商品群別の反応、販売導線の課題投資配分、継続・停止、翌四半期の検証内容を決める。
発売前表現台帳、発話者別の確認状況、問い合わせ想定、計測設計商品案内、EC導線、予約・購入データ連携の確認10月1日発売に向けた最終確認を行う。
発売後嗅覚起点・商品起点の反応差、迷いの理由、紹介の有無実予約、購入、継続反応、商品別データ2026年の判断②と翌年の拡張候補を決める。

PRパートナーは四半期ごとに、接点別の継続・停止・修正判断、予算配分の変更案、翌四半期の検証計画、Public Visionの8つの場所における扱いの変更を記載した四半期更新計画を提出し、共同判断後の内容を年間計画へ反映する。

8月第1週までにPR責任者が表現台帳と計測設計を提出し、薬事・法務・品質関連担当が確認を完了する。8月第2週までに商品・販促・EC担当が予約・購入導線とID連携を確認し、ブランド・事業責任者が9月ティザー開始の可否を決裁する。変更が生じた場合は、PR責任者が変更内容、確認者、反映日を台帳へ記録する。

8-7. 判断票、停止条件、再試行

各実施案の判断票は実施開始前に、SS期の判断①で用いた自分事化率50〜60%、判断②で用いる購入意向30%以上、実予約15〜20%に加え、初回選択、紹介、追跡可能率の基準値、観測終了日、再試行回数、追加費用上限、決裁日を記載し、事業責任者、販促・EC責任者、PR責任者が共同で確定する。

各実施案は開始前に、次の内容を一枚の判断票に固定する。

  1. 基準値
  2. 観測期間
  3. 判定責任者
  4. 再試行の回数
  5. 再試行の追加費用上限
  6. 拡張・停止の決裁日

各接点の判断票には、停止時の追加費用を0円、再試行時の追加費用上限、拡張時の2027年投資上限額を金額で記載し、購入意向、実予約、購入、継続反応、対照群との差を確認した決裁日に、事業責任者が接点別の投資額を確定する。

判断対象停止条件再試行
自分事化同一対象・同一定義で、実施前に固定した基準値を下回る。対象、情報順序、表現のいずれを変えるかを判断票に記載する。
初回選択自分事化後に最初の選択を検討できた割合が基準値を下回る。追加費用上限と観測期間の範囲で1回まで行う。
購入・実予約購入意向は無自覚層の自分事化層において30%以上、実予約は15〜20%を、それぞれ別の判断条件として確認する。どちらか一方が未達の場合は、迷いの理由を確認し、情報順序または商品理解の設計を修正して再判断する。判断②の購入意向率は、実施前に固定した対象条件を満たし、PR接触後アンケートに回答した人を分母、購入意向を示した人を分子として算出する。実予約率は、同じ対象条件を満たし、PR接触を識別でき、予約受付期間内に予約を完了した人を分子として算出し、9月の判断日に購入意向30%以上、実予約15〜20%で判定する。
口コミの芽観測期間内に紹介経由の接触が確認できない。「不調」ではなく「確かめた」という伝達表現を用いて再確認する。
表現安全性薬事・法務・品質確認で使用停止が必要な指摘が出る。該当表現を停止し、確認完了後に再開可否を決める。
データ取得同意の範囲で、接触から後続行動まで追えない。計測設計の修正が完了するまで拡張投資を行わない。

PRパートナーは判断票に基づく変更ごとに、変更理由、対象接点、情報順序、表現、計測、予算配分への影響を更新計画に反映し、月次統合判断票、四半期更新計画、年次検証報告書の間で同じ変更履歴を管理する。

8-8. KPI

区分指標用途
Primary KPI自分事化後に最初の選択を検討できた割合納得から意思決定への移行を確認する。
Primary KPIPR接触者の分析キット購入・実施率体験起点の行動を確認する。
Primary KPIPR接触者の実予約率2026年の判断②に用いる。
Primary KPIPR接触者の商品関心・商品詳細遷移率商品起点の興味関心を確認する。
Primary KPI紹介経由率、1人当たり紹介人数口コミの芽が生まれる条件を確認する。
Secondary KPI指名検索、記事閲覧、保存、詳細閲覧認知・興味関心の変化を確認する。
Secondary KPI自分の状態・整え方に関する自由回答生活者が自分の言葉で理解できたかを確認する。
Secondary KPI許諾を得た事例数事例化の条件を確認する。
Secondary KPI再確認・継続意向、継続率継続行動の可能性を確認する。
Guardrail KPI表現に関する指摘件数表現確認の運用状況を確認する。
Guardrail KPI問い合わせ・不満の内容誤解、説明不足、期待との差を確認する。
Guardrail KPI同意取得率・追跡可能率データ取得の可否を確認する。
093分

体制と予算

要点:キューサイとPRパートナーが、商品・販売・表現確認・比較設計・判断資料を分担して運用する。25Mは、最初の選択につながる接点と追跡・表現確認に配分する。

9-1. 体制

役割主な担当
ブランド方針・年次判断キューサイ ブランド・事業責任者
商品・販売設計キューサイ 商品・販促・EC担当
購入・実予約・継続データキューサイ 商品・販促・EC担当
表現確認薬事・法務・品質関連担当
PR戦略・接点運用PRパートナー
比較設計・データ分析キューサイとPRパートナーの共同管理
月次・四半期の判断資料PRパートナーが作成し、共同で確認
健診・職場向け情報の確認キューサイ関係部門および必要に応じた専門家

PRパートナーは、認知・興味関心の形成に加え、情報の順序、説明原則、迷いの取得、比較設計、事業側への受渡し、判断資料の作成を担う。

別紙「薬機・ヘルスケア領域の実績」には、掲載許諾を得た案件ごとに、案件名または匿名表記、対象商材、担当範囲、薬事・法務・品質の確認手順、表現修正時の運用、実施期間、公開可能な成果を記載する。提案チームの担当者、担当範囲、再委託の有無を明記し、許諾を得られない案件および未経験の範囲は実績として記載しない。

9-2. 予算の考え方

2026年の予算上限25Mは、次の観点で配分する。

  • 最初の選択を検討できる接点を優先する
  • 嗅覚起点と商品起点の双方を比較できる状態にする
  • 自分の中、同世代、情報の場に費用を絞る
  • 10月1日の分析キット・ロールオンアロマ4種の発売を反映する
  • コホート追跡、反応分析、表現確認の費用を確保する
  • 2027年の拡張判断に使えるデータを残す
  • 健診、職場、医療への関与は、2026年は情報整理と条件確認を中心にする

各施策別の予算、投資配分、CPA、LTVに関する数値は、実施設計で事業側と合意し、判断票に記録する。

102分

締め

要点:f44は、更年期を自覚させるのではなく、40代女性が自分の状態を振り返り最初の選択を検討できる状態を増やす。2026年の結果を用いて、2027年に拡張する接点を選ぶ。

f44は、40代女性に更年期を自覚させるためのブランドではない。

目指すのは、「なんとなく不調かも」と感じた女性が、自分のコンディションを振り返り、自分に合う整え方を考え、最初の選択を検討できる状態を増やすことである。

2026年は、売上規模の最大化を目的にしない。ただし、購入意向30%以上、実予約15〜20%、継続反応を判断条件として測る。未自覚層の言語化、データ取得、事例化、口コミの芽づくりを確認し、再現できる接点だけを2027年に拡張する。

PRは、認知・興味関心をつくるだけで終わらない。生活者が最初の選択を検討するための情報順序、説明原則、表現確認、事業側への受渡し、比較設計、停止判断を運用する。

2029年には、40代女性における第一想起60%、LTV>CAC、累計売上31.56億円、累計投資回収完了を事業KGIとして確認する。

本日、私たちと進める場合に合意したいことは3点です。第一に、2026年を購入・実予約・継続へ接続する条件を確かめる年とすること。第二に、PR・事業・販促が同じ指標を見て、拡張と停止を共同で判断すること。第三に、実施設計を確定する次回の打合せで、対象、計測、データ連携、判定日、責任者を決めることです。

私たちは、実施したことを成果として報告するのではなく、どの接点が購入・実予約・継続につながったかを判断できる資料にしてお渡しします。基準を満たした接点は伸ばし、満たさない接点は理由を分けて修正または停止を提案します。2027年の投資判断に使える結果を残すことまで、私たちの責任として進めます。

決裁日が未確定の場合も、次回の打合せ日だけは本日の終了時に設定させてください。次回は、実施設計に必要な確認事項を整理し、選定後すぐに開始できる状態をつくります。

2分

別章. いまの資料との差分と、これから決めること

要点:既存資料の事業背景、Public Vision、WHO、PoD、RTB、パーセプションチェンジは残し、経営判断と検証運用につながる形で置き直す。実施設計、データ連携、商品仕様、表現確認などを次回までに確定する。

A. 何が変わるか

いまの資料の内容新しい構成で置く場所扱い
商品・体験を中心にした導入1-1〜1-4、2-1〜2-3事業背景、SS期の事実、現時点の事業判断として整理する。
PR施策から始まる構成3-1、3-2、7-1〜7-4経営、事業、マーケティング、PRの順に接続する。
嗅覚反応分析を中心とした訴求3-4、6-1〜6-6、8-4嗅覚起点と商品起点を分け、初回選択と迷いの検証へ接続する。
Public Visionとステークホルダー別の年次整理4-1〜4-3、8-18つの場所と年次の経営・検証管理表として残す。
WHO、PoD、RTB、パーセプションチェンジ5章、6章主対象、提供価値、信じる理由、状態変化として残す。
調査を中心に置いた施策案8-2〜8-5表に出す中心施策にはせず、基準値、比較、追跡の確認に使う。
健診に関する「測られていない」という整理4-2事実に合わせ、「聞かれはする。でも、調べられない」と留保3点を含めて記載する。
本人に不調を語らせる参加設計3-4、6-3、7-4「確かめた」「自分のために短い時間を取った」という行動を共有できる設計に変える。
施策ごとの評価7-4、8-1〜8-8参加者の増加、次年へ渡る記録、購入・実予約・継続の接続条件で評価する。
固定予算の施策案9-2松竹梅で選べる予算案に変更し、判断票に配分と追加費用上限を残す。
44歳をスタンフォード研究で説明する箇所削除年齢根拠としては使わない。壇上での訂正もしない。

B. なぜ変えるか

いまの状態変更後理由
提案がPRから始まっている経営から始める顧客若年化、LTV拡張、ウェルエイジングの具体化と、PRの運用を同じ流れで説明するため。
f44が必ず伸びる前提になっている伸び余地が見えていない前提に直すPMF未完了の段階であり、2026年は市場成立条件を確認する年であるため。
Public Visionが年次到達を断定している掲げる状態は断定のまま、各年は条件付きにする前年の実測を通過した接点だけを次年に広げるため。
「Public in型」に定義がない定義を置くか、使わない読み手によって意味が変わる表現を避けるため。
健診について「測られていない」と書いている「聞かれはする。でも、調べられない」と留保3点を記載する健診では任意の設問が追加されており、医学的な判定は見送られているため。
本人に語らせる設計になっている主語を本人から外し、行動を共有できる設計にする相談したくない人が45.5%で最多であり、不調の開示を前提にしないため。
調査が中核施策になっている表に出さず、基準値の確認に使う調査は、比較、追跡、投資判断に必要な情報を得るために使う。
キット購入率をPRの主要指標として受けているPR単独の責任指標にしない購入は商品案内、EC、価格、在庫、販売導線など複数の要因で決まるため。
予算を固定で組んでいる松竹梅で出す検証結果と実施設計に応じて、投資額と実施範囲を選べるようにするため。
44歳をスタンフォード研究で根拠づけている使わない年齢設定は、主対象の生活状況と検証対象として定める。

C. そのまま使うもの

  • Public Visionの定義
  • ステークホルダー×年次の整理
  • WHOのセグメント分類
  • PoD
  • RTB
  • パーセプションチェンジのAfter

これらは、3章から6章、8章の用語と表現に合わせて置き直す。

D. これから決めなければならないこと

決めること決める内容担当期限
HOWの中身施策名、媒体、参加形式、起用者、制作物、実施時期、参加行動の定義PRパートナー、ブランド・事業責任者実施設計確定まで
松竹梅の金額各案の予算、実施範囲、比較設計、追加費用上限、停止条件事業責任者、販促・EC責任者、PR責任者実施設計確定まで
既存顧客の年代構成の実数年代別構成、f44の主対象に該当する人数、接点として使える範囲CRM・事業担当実施設計の対象確定まで
分析キットの仕様所要時間、使う場所、結果の返し方、8種類の香りの中身、案内可能な表現商品・品質・薬事・法務担当発売前の表現台帳確定まで
ロールオンの詳細4種の内容、役割、使用方法、表現可能な範囲商品・品質・薬事・法務担当発売前の表現台帳確定まで
48.7%の確定母数同一対象、同一設問条件、同一集計母数での再集計調査・事業担当2026年の基準値確定まで
購入・実予約・継続のデータ連携PR側と事業・販促側で共有するID、取得項目、更新頻度、同意範囲販促・EC担当、PR責任者実施開始前
健診・職場向け情報の扱い情報提供の範囲、個人情報を取得しない運用、確認者関係部門、必要に応じた専門家職場・健診向け発信開始前